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ポリシーカテゴリ:一般
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承認権限者:理事長/学長
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指定役職員:事務局長
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担当部署:安全衛生セクション、施設管理セクション
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関連文書:PRP第20章 健康・ウェルネスプログラム、PRP第41章 職場の健康と安全
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施行日:2025年2月1日
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次回見直し期限:適宜
I. 目的
本方針は、安全、健康、及び環境保護に関する本学の取り組みと、全ての人に求められる主な責務を明示します。その目的は、健康で安全な職場環境を維持し、本学の活動による怪我や疾病を防止するとともに、本学の活動に伴う環境への影響を軽減することです。
II. 適用範囲
本学の敷地内にいる、又は本学の活動に参加している全ての人。
III. 本方針の指定役職員
事務局長
IV. 定義
全ての人:本学の管理下にある、本学で働いている、本学の施設を訪問している、又は本学の活動に参加している、本学の職員及び非職員(学生、訪問者(訪問研究者及び一般訪問者を含む)、請負業者、派遣職員、施設利用者、サービス提供者、ボランティアを含む)を指します。
本学の活動:本学内又は本学のために実施される、運営、研究、学術運営、及びすべてのイベント。
エグゼクティブ:学長、事務局長(SG)、プロボスト、ディーン、及び副学長。
上長:PRP第30章で「教員」と定義される職員、及び「役職及び職位に関するガイドライン」において管理職以上の職務等級を有する職員。グループを管理するエグゼクティブも上長とみなされます。
グループ:各エグゼクティブの下に所属するユニット、セクション、又は他の形式の「グループ」。
EHS:環境、健康及び安全
EHS規則:日本におけるEHS関連規制
EHS管理システム:インシデントの防止と軽減、環境への負の影響の最小化、緊急事態への備えと対策の実施を行いながら、健康で安全な職場を創出、促進、改善するための仕組み。
本学規則等:指定役職員又は責任者によって承認された、本方針を実施するために作成された細則、マニュアル、ガイダンス、ハンドブック、フォームなどの文書。
職場:本学キャンパス内で本学の活動が行われる物理的な場所。
環境:自然環境(水、土壌、植物、動物、大気)への負の影響を防止し、軽減するという概念。
健康と安全(健やかで安全な状態):インシデントの防止、危険の特定、防止措置の実施、潜在的なインシデントの重大性の軽減、安全な実践の実施という概念。
インシデント:本学の活動によって引き起こされた怪我、疾病、及びニアミス。
V. 方針声明
本学は、研究活動が新たな課題を提示し、最先端の知識を切り開くことが本質的にEHSの保護に対して新しいリスクと従来のリスクの両方を伴うことを認識しています。したがって、職場におけるリスクを管理し、環境への影響を少なくとも関連法令で定められたレベルまで抑えることが重要です。これを行うにあたり、全ての人は、関連法令で定められた手法に従うだけでなく、本学の活動及びそれが行われる場所特有のリスクに対する意識を高め、これらのリスクを適切に評価し、それに対応するための管理措置を講じることで、実際の安全レベルを向上させることが求められます。
EHS保護に対する取り組みは、活動が行われるすべての場所で、全ての人の日常的な行動を通じて維持されなければなりません。本学は、強力なリーダーシップを通じて、EHS保護を確保するための枠組みを整備し、その枠組みの中で、全ての人が責任を果たせるよう支援することを約束します。
A. 本学のコミットメント
本方針の下、本学は全ての人にとって健康で安全な職場の発展と維持を促進することに取り組みます。
本コミットメントを達成するために、本学はエグゼクティブのリーダーシップの下、以下を目指します:
- 本学の活動による怪我や疾病を防止し、環境への影響を軽減します。また、最善の実践を取り入れることを奨励し、健康で安全な職場の継続的な改善を追求します。
- EHS管理システムを開発し実施します。当該システムが効果的であるよう継続的にモニタリング、再評価、及び改善を行い、本方針の実施に必要な細則、マニュアル、及び他のツールを整備します。これらの資料は「D. 取り組み」に記載されたリンクから入手可能です。
- 地震、津波、台風、その他の自然災害、火災、その他の事故に備え、組織的な訓練を実施します。
B. 全ての人の主要な責務
本学のコミットメントを果たすために、全ての人は以下を実行する必要があります:
- 本方針、EHS規則、及び本学の規則を順守し、本学の活動を行う際には、自身の健康と安全、及び自らの行動が影響を与える可能性のある他者の健康と安全に対する責任を負います。
- 自らの活動及び本学の活動が行われる場所での危険から自分を守る方法を学び、必要な全ての訓練を修了します。
- 安全を意識して本学の活動を行い、危険を特定し、リスクを評価し、インシデントを防止し、潜在的な緊急事態の重大性を軽減するための積極的な対策を講じることにより、EHSリスクを管理します。
- インシデントやEHSに関する懸念を速やかに上長に報告します。
- 職位に関係なく、すべての組織レベルでEHSに関する継続的なコミュニケーションと議論を奨励し、相互学習及びEHSの改善を図ります。
- 個人の安全を守ることを念頭に置き、緊急情報を迅速に確認することで、災害リスクを意識します。
C. 役割と責任
EHSは、全ての人がそれぞれの職務レベルにおいて、上述の主要な責務に加えてEHSに関連する役割と責任を果たすことで達成されます。各職務レベル(理事長/学長から上長まで)におけるEHSの役割と責任は以下の通りです。詳細はEHS管理システムに関する規則に記載されています。
理事長/学長
- 理事長/学長はEHSに関する最終的な責任者です。理事長/学長は、大学として前述のコミットメントを達成するため、EHSに関する権限と責任を総括安全衛生管理者及びその他のエグゼクティブに委任します。
総括安全衛生管理者
- 本学職員に対するリスクや健康被害を防止するための措置に関する業務を総括管理します。
- EHS管理システムを運用し、そのパフォーマンスをモニタリングし、EHSに関連する最善の実践を継続的に取り入れます。
- EHSに関する重大な懸念や法令違反が発生した場合に、その他のエグゼクティブに対して当該活動の中止や必要な措置を指示します。
エグゼクティブ
- リーダーシップを発揮し、監督下の全ての関係者がEHSを向上させるために継続的に支援するための資源を提供します。
- 自身の部門内で行われる本学の活動、及びその部門に属する全ての職員と学生が、EHS規則及び本学の方針を遵守していることを確保します。
- 監督下のグループの活動が容認できないリスクをもたらす可能性がある場合、その活動の中止を指示し、必要な措置を講じます。
- 自身のグループの運営におけるEHSリスク管理状況を把握し、EHSに関する問題を速やかに総括安全衛生管理者に報告します。
上長
- 監督下の全ての関係者が本方針、本学の規則、EHS規則を遵守していることを確保し、違反があった場合には必要な是正措置及び予防措置を講じます。
- 自身のグループの運営から発生する、又は遭遇する可能性のある潜在的な危険を特定し、適切かつ十分なリスク評価を実施し、必要な管理措置を実施します。また、監督下の全ての関係者がこれらの情報を理解していることを確認します。
- 監督下の職員、学生、訪問者、及びその他の関係者が、潜在的な危険についての訓練を受け、EHSリスクを伴う活動に従事する前に緊急手順を把握していることを確保します。
- 監督下の職場及び設備が安全であり、事故を防ぐために適切に維持管理され、正しく使用されていることを確認します。
- 健康と安全が損なわれる可能性がある場合には、適切な措置を講じます。監督下のグループの活動が容認できないリスクをもたらす可能性がある場合には、その活動を中止します。
- 自身のグループの運営におけるEHSリスク管理状況や、上長が本学の方針や規則で求められる管理レベルの達成を妨げている障害について、関連するエグゼクティブに報告します。
D. 取り組み
本学の全般的及び特定分野ごとのEHSに関する取り組み(役割、責任、及び権限を含む)は、以下のリンクから全ての人が参照可能です: