沖縄工業高等専門学校と連携協力協定を締結

5月22日、沖縄科学技術大学院大学と沖縄工業高等専門学校は、連携協力に関する協定を締結しました。


 


兼城駿一郎さん


 

 5月22日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)との連携協力に関する協定書の調印式がOISTにて行われ、OISTのジョナサン・ドーファン学長と沖縄高専の伊東繁校長が協定書に署名しました。本協定に基づき、今後、学生・研究員・教員の交流、共同研究の推進、研究施設・設備の相互利用等の連携協力が進められます。協定書は、いずれかより廃止の申し出がない限り、5年毎に更新されます。

 協定書への調印後、学長・校長がそれぞれ挨拶に立ちました。ジョナサン・ドーファン学長は、「両校の学生にとって数多くの有益な機会が生まれることはとりわけ重要な意味を持つと考えられます。」と述べ、連携協力が沖縄の自立的発展に貢献する可能性に触れました。伊東校長は、「未来の科学技術を担う人材の育成と、世界を先導する新しい科学技術の創出に向けた、大きな一歩となりますことを期待しております。」と述べられました。

 調印式に出席した記者の方より、連携の具体的な計画について質問を受けたドーファン学長は、両校の連携は既に始まっていることを説明し、以前、インターン生としてOISTで学んだ経験のある沖縄高専の学生、兼城駿一郎さんにその時の感想を尋ねました。情報工学を専攻している兼城さんは、OISTのサーバーやデータベース管理について6週間にわたって学んだことは非常に有益であったと語りました。また、ドーファン学長は、OISTの大学院生が沖縄高専で教える機会が得られる可能性についても触れました。伊東校長は、インターンシップ・プログラムの拡大や、共同研究、沖縄高専の学生によるOISTの研究施設・設備の利用等、将来の取り組みの可能性について言及されました。

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