疑問を持つことを大切に:ウーシサーリ博士が仲泊中学校で講演しました

  12月19日、光学ニューロイメージングユニットに所属するマリルカ・ヨエ・ウーシサーリ博士が、恩納村立仲泊中学校を訪れ、「科学者になるために」と題した講演を行いました。

 ウーシサーリ博士は、まず初めに母国フィンランドの紹介をしました。数々の美しいフィンランドの写真に、会場に集まった生徒たちの目は釘づけでした。

 「質問ばかりして、お母さんをいつも困らせていた」と自身の幼少時代を振り返ったウーシサーリ博士は、大抵満足する答えを聞けなかったため、自分自身で答えをみつけるべく、様々な実験をしていたと話しました。「道端でみつけた鳥の死体を家に持ち帰り、解剖実験をして鳥の生態を観察していました」と語り、その話を聞いた生徒たちは目を丸くして驚いていました。

  「まだ疑問に思うことはありますか?」との生徒の問いに、同博士は「研究者になっても不思議なことばかりです」と答えました。そして、「人は小さい頃は誰もが科学者です。どうやって科学者になるのか、というよりも、どのように科学者であり続けるのかが重要なポイントなのです」と語り、日々の生活に疑問を持ち続けることの重要性を唱えました。

(我喜屋 久)


自身の幼少時代を語るウーシサーリ博士


フィンランドの話に聞き入る生徒たち

 

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