故シドニー・ブレナー博士の功績を称えて
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沖縄科学技術大学院大学(OIST)の創設に尽力した故シドニー・ブレナー博士の功績を称えた顕彰像が、沖縄県よりOISTに贈呈され、11月26日に沖縄県副知事の謝花喜一郎氏、OISTピーター・グルース学長、ならびにOISTの幹部らが出席のもと、顕彰像の除幕式が行われました。
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沖縄県および沖縄科学技術大学院大学促進県民会議より贈呈された顕彰像には、「ビジョン」、「チャレンジ」、「イノベーション」の3つの言葉が刻まれ、OISTの構想を考えるブレナー博士の姿が表現されています。
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故シドニー・ブレナー博士は2005年から2011年、OISTの開学前の沖縄科学技術研究基盤機構の理事長を務め、創立の父として世界最高水準の研究教育を行うOISTの盤石の基礎を築きました。
OISTの理事の一人であり、2001年当時、沖縄及び北方対策・科学技術担当大臣としてOIST創設構想の原動力として尽力された尾身幸次氏は、新大学設立の構想を進展させるなかで、ビジョンを共有し、それを実現してくれる人物として、ブレナー博士に想いを託したことを語られています。
沖縄県副知事であり、沖縄科学技術大学院大学促進県民会議の謝花喜一郎氏は26日の除幕式で、「ブレナー博士はかつて、ここに世界最高水準の大学院大学をつくる、という壮大な構想に挑み、実現されました。博士がこれまでに成した偉業に対し、145万人の沖縄県民を代表して、心から敬意と感謝を捧げ、顕彰申し上げます」とコメントしました。
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OISTのピーター・グルース学長は「ブレナー博士は、若い科学者が挑戦できるよう、寛大な支援を行うような人でした。OISTが当時、まだ構想段階である時に、手を挙げたのは彼らしいと思いました。彼は初代理事長として、国際的で、分野の壁がなく、最高の科学を実現できる大学院大学の基礎を作り、OISTがスタートから世界最高峰になれることを示したのです。ブレナー博士がOISTにとってだけではなく、世界中に貢献してきた、これまでの功績に対し改めて敬意を表します」と述べました。