玉城デニー知事、OISTへようこそ!
2019年9月13日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)は沖縄県知事玉城デニー氏をお迎えしました。玉城知事はまず、OISTチャイルド・ディベロップメント・センターに通う園児たちの熱い歓迎にハイタッチで応じ、それからトンネルギャラリーを抜けてOISTの研究棟をご視察されました。
現在OISTでは、約200名の沖縄県出身のスタッフが働いていますが、玉城知事は、そうした学生や職員代表、そして、OISTのスタートアップ育成プログラムやインキュベーション施設を利用している起業家たちひとりひとりにご挨拶をされ、彼らの研究や活動について熱心に耳を傾けられました。
2018年10月に沖縄県知事に就任された玉城知事にとって、今回は初めてのOISTご訪問となります。OISTで行われている最先端の研究の一例として、神経計算ユニットの銅谷賢治教授が、スマートフォンロボットを使った脳の強化学習の研究について説明をするのを、知事は興味深そうにお聞きになりました。
ご記帳を終えた玉城知事は、OISTの創設に尽力した故シドニー・ブレナー沖縄科学技術研究基盤整備機構初代理事長に対する謝意を述べ、博士の功績を讃えるための胴像を県とOIST県民会議により制作する考えを発表されました。
OISTのピーター・グルース学長は、沖縄の方言であるうちなーぐちで知事のご訪問を歓迎し、イノベーションの重要性、OISTの研究や地域での教育文化活動、ビジネス開発等を通じた沖縄への貢献、今後のOISTの成長戦略について説明し「沖縄県とOISTが共に協力し沖縄の未来を創っていきたい。」と沖縄県からの支持を求めました。
玉城知事は「OISTの発展が沖縄の発展にとって重要であるということを伝えていただいた。世界の発展をここ沖縄から一緒に作っていくために頑張っていきましょう。」と述べました。