OISTに鉄人あり

もしあなたが水泳3.9キロメートル、自転車180キロ、フルマラソンを走るというとてつもない大会に出場することになったらどうしますか?今秋、OIST神経計算ユニット代表研究者の銅谷賢治博士はこの過酷なトライアスロンレースに挑戦したのです!

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ゴールする銅谷博士

 去る10月9日にハワイで開催された2011年アイアンマン(鉄人)世界選手権。銅谷博士はこのレースへの出場が認められ、50~54歳のカテゴリーで参加しました。同大会には2006年にも出場した銅谷博士ですが、驚くべき結果となりました。「とてもタフなレースでしたが、自己タイムを9分更新してゴールできたのでとても嬉しいです。」と、銅谷博士は喜びを隠し切れない様子でした。

 このアイアンマンレースのように、心臓破りで汗だくになる大会への出場には身体能力もさりながら精神的にもタフでないといけません。また、順位よりもレースに完走することこそが名誉なことなのです。アイアンマン世界選手権はトライアスリートにとって最も過酷な大会のひとつで、世界最高の檜舞台といえるのです。

 今回のレース完走は銅谷博士にとって今年2回目の快挙となります。文部科学省科学研究費補助金の新学術領域研究で、銅谷博士が領域代表をつとめる研究グループが採択され、今後5年間にわたり「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」をテーマに研究を行うこととなりました。

 科学者は研究ばかりをしているという神話があるとすれば、銅谷博士はそれを見事に払拭してくれました!銅谷博士、おめでとうございます!

研究ユニット

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