OISTオープンキャンパス2014
3月16日、OISTにおいてオープンキャンパス2014が開催され、県内外から5000人以上の皆さまにお越しいただきました。来場者は、OIST研究者や職員による体験プログラムや、普段は見ることのできない研究室の見学ツアー、サイエンスカフェなどに参加しながら、センター棟と研究棟内を自由に行き来しました。4つの講演会も開催され、ゲスト参加された大阪大学花垣和則准教授からは、注目の物理学研究であるヒッグス粒子についての講義が行われました。
体験プログラムは、子供から大人までが楽しめように工夫されました。用意された約20の体験ブースでは、簡単に楽しめる実験や、研究で使う実験器具の操作、顕微鏡をはじめとする機器に触れる体験などが用意され、会場内の至る所で、参加者と研究者の活発な交流が見られるなど、盛り上がりを見せました。参加者からは、「実際に見て触れることで、科学や研究が身近に感じられました」と笑顔の感想が寄せられました。
また今回のオープンキャンパスでは、昨年行われた県内高校生対象の科学コンテストの上位入賞校による、プロジェクト紹介のブースも設けられました。自作プロジェクトの紹介などが行われ、受賞者と来場者の交流の場を提供することができました。さらに館内の案内放送は、恩納村中学校のボランティアの生徒たちが担当し、日本語と流暢な英語による放送で、イベントに花を添えてくれました。見学を終えた参加者からは、「大学を見学して、沖縄にこんな凄い施設があるなんて驚きました。この豊かな自然環境を糧に、研究も頑張っていけるのだと感じました」という感想と共に、何らかの形でOISTと関わることができたら、という期待の声も聞くことが出来ました。
OISTは広く学際的な教育研究を実施すると共に、地元沖縄の誰もに開かれた大学を目指しています。今後もこのような行事を通じ、より多くの方々にOISTと科学研究について、身近に感じる機会が提供できることを願っています。
西岡 真由美