OISTに献血バス来たる
6月19日(水)、OISTに初めて献血バスがやってきました。多くの学生や研究者、職員が集まるOISTは献血に最適だったようです。
OISTでの献血に対する意識は高く、OIST保健センターには事前にも多くの問い合わせがあり、前日までに20名の申し込みがあったということです。研究員のデヴランジャン・サマンタさんは「血はまたできるし、人の助けになりたいから。」という思いで参加しました。中には研究員のオマール・ハイダールさんのように「自分の血液型は珍しいOマイナスです。自分が必要なときはOマイナスの人からもらわなくてはいけないし、自分も献血することが大事。」という人もいました。
沖縄県赤十字血液センターによると、沖縄県では1日180人の献血が必要ですが、県内で賄えることが少なく、昨年は約3000人分の血液を県外から譲り受けたそうです。特に10代と20代の献血離れが進んでおり、この年代が献血者全体に占める割合が平成元年の55%から24年度は27%まで減少しました。
県内では那覇の献血ルームで献血できるほか、平日は3台の献血バスが県内各地をまわっています。OISTでは今回の成功を受けて、今後も献血を開催する予定です。企画したOIST保健センタースタッフは「皆様のご協力のおかげで、OIST初の献血運動を成功させることができました。ありがとうがとうございました。今後たくさんの方に参加いただき、よりよい献血運動にできるよう取り組んでいきたいと思います。」と語っていました。
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