沖縄科学技術大学院大学と理化学研究所の科学・学術協力に関する基本協定締結について

OISTと理研は、科学・学術協力に関する基本協定を締結しました。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)と理化学研究所(理研)は、我が国および世界の学術・科学技術の振興を目的とし、科学・学術協力に関する基本協定を本日2020年3月31日に締結しました。

 

協定の概要

 

(1)協定の概要と目的

本協定は、国際性豊かで学際的、先端的な研究教育活動を推進しているOISTと、我が国唯一の自然科学の総合研究所である理研が、両機関の研究開発能力、人材等を活かして連携・協力することにより、我が国および世界の学術・科学技術の振興、並びにそれらを担う人材の育成に寄与することを目的としています。

 

(2)有効期間

 2020年3月31日から2025 年3 月31 日まで

 期間満了に際し、両機関の合意に基づいて5年間延長できる。

 

(3)連携内容

  • 教員、研究者およびその他のスタッフの人材交流
  • 連携大学院の実施、教育・人材育成の相互支援
  • 共同研究等の研究協力
  • 研究施設・設備の相互利用
  • 連携ラボの将来的な整備
  • その他本協定の目的を達成するために両機関が必要と合意する事項

 

(4)今後の取組

OISTと理研とは連携大学院制度の下、理研の研究者がOISTで講義を行うとともに、OISTの大学院生を理研に受け入れて研究指導等を行うなど、人材育成での連携を深めていきます。

また、既に実施されている共同研究を着実に推進していくとともに、研究施設・設備の相互利用等による研究者の交流の更なる活性化を図り、新しい連携研究分野や連携ラボの整備について積極的に検討を進めていきます。

OISTプロボストのメアリー・コリンズ博士は、「本協定により、日本および世界の科学界で活躍できる次世代のリーダーの育成や新しい領域での共同研究など、これまで以上に両者の補完的な強みを活かした連携が可能となるでしょう。」と本協定への期待を表しています。

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