OIST開発の高機能米「ちゅらおとめ」が、沖縄のクラフトビールに

OIST米と黒糖を使ったオリジナルビールが誕生しました

Itanji Ale

沖縄科学技術大学院大学(OIST)が恩納村と研究開発した高機能米「ちゅらおとめ」が使用されたオリジナルクラフトビール『異端児エール~伊江島の黒糖とOIST米のBlack Porter~』が、一般社団法人AgVenture Lab(以下「あぐラボ」)と、沖縄県農業協同組合(以下「JAおきなわ」)とのコラボレーションにより誕生しました。ちゅらおとめを利用した製品の第1弾となります。本製品の発表会が沖縄県那覇市で7月20日に開催されました。

At the product launch event
JA沖縄本店で行われた発表会にて。(左から)あぐラボ代表理事理事長の荻野浩輝さん、JAおきなわ代表理事理事長前田典男さん、OIST Innovation 技術移転セクション シニアマネージャーの市川尚斉さん
JA沖縄本店で行われた発表会にて。(左から)あぐラボ代表理事理事長の荻野浩輝さん、JAおきなわ代表理事理事長前田典男さん、OIST Innovation 技術移転セクション シニアマネージャーの市川尚斉さん

本製品は同日より県内のJAおきなわAコープ、およびオンラインで限定販売されます。「『異端児エール~伊江島の黒糖とOIST米のBlack Belgian Porter~』には、ちゅらおとめのほかに、伊江島の黒糖や国産ホップも使用されており、すっきりと飲みやすい味わいに仕上がりました」と、あぐラボ代表理事理事長の萩野さんは説明します。

本製品に使用されているちゅらおとめは、OISTが恩納村と共同で研究開発をしてきた新種の高機能米で、血糖値の上昇を抑える効果など、生活習慣病をトータルに予防する効果も期待されています。6月28日には、ちゅらおとめの命名式がOISTで開催されました。ちゅらおとめを活用したそのほかの商品開発の検討も進んでおり、玄米、白米との組み合わせ、米粉等、多様な形態・用途で商品開発の可能性が広がっています。

OIST Innovation技術移転セクション シニアマネージャーの市川尚斉さんは、「ちゅらおとめは 多くのパートナーとの協力の下開発されました。そして本日、JAおきなわ、およびあぐラボと一緒に、異端児エールのお披露目に立ち会えたことを大変嬉しく思います。 “異端児”という言葉にはイノベーションを引き起こす要因のうち最も重量な『独創性』を持ち続ける人たちも象徴しており、その様な人たちに贈られる応援のエールの意味も込められているのではないかと考えております。こうした独創的な取り組みを通し、さらなる将来のプロジェクトの機会を創出し、沖縄のイノベーション・エコシステムの強化を目指します」と述べました。

■『異端児エール~伊江島の黒糖とOIST米のBlack Belgian Porter~』の概要はこちらをご覧くださいhttps://nbrewery.base.shop/items/76708629

あぐラボについて https://agventurelab.or.jp/en/
あぐラボは、2019年5月27日にJAグループの全国連8団体(全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人 家の光協会、株式会社 日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社 農協観光)が共同して開設したイノベーションラボです。

JAおきなわについて https://www.ja-okinawa.or.jp/ 
JAおきなわは、農業・生活・信用・共済事業における総合的な事業活動を展開しております。2002年に県下27JAがひとつとなり、県単一JAとしてスタートしました。人々が連帯してお互いに助け合う「相互扶助」をモットーとし、農業振興を通じて「食料の安定供給」と「食の安全・安心」の貢献を目指します。組合員および地域に根差した事業活動を展開することで地域振興に寄与しJAとしての使命を全うしてまいります。

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