農と食を基盤とした新たなイノベーション創出を目指し、OISTとAgVenture Labが連携協定を締結
この度OISTは、JAグループ全国組織8団体からなるイノベーションラボ、一般社団法人AgVenture Lab (アグベンチャーラボ)と、連携協定を締結しました。今回の連携協定を通じ、AgTech(農業とテクノロジー), FoodTech(フードとテクノロジー)を中心とした領域のスタートアップの実証実験のサポートや、起業家人材の育成等を積極的に進めていきます。具体的には、起業家人材の育成や交流、OISTとAgVenture Lab双方のネットワークを活用した様々な活動を展開していきます。
先月、連携協定締結を記念して、一般公開イベント「ライフイノベーター~食と農と暮らしの未来を考えよう~」をOISTで開催しました。会場には、農業関係者だけでなく、沖縄でのイノベーションに興味をもつ様々な参加者が集まりました。
AgVenture Lab 代表理事の荻野浩輝氏は、イベント冒頭のあいさつで次のように述べました。「食糧危機、気候変動など、未来に向けて解決しないといけない様々な課題があります。それらを解決するべく、OISTの知と、JAのネットワークをフル活用し、多くのイノベーション創出を支援していきたいと思います。」
イベント後半には、OISTを拠点にビジネスを展開する農業関連のスタートアップ4社によるピッチプレゼンテーションが行われました。会場に集まった参加者から多くの意見や質問が寄せられ、沖縄の農業と人、テクノロジーがつながるための、大きな一歩となりました。
イベントでモデレーターを務めたOIST インキュベーターコーディネーターの吉川弘志さんは、次のように述べました。「今回のAgVenture Labとの連携協定をきっかけに、OISTは沖縄の課題を技術で解決するイノベーションを加速していきます。沖縄と日本、そして世界をつなぐ架け橋となり、大きなムーブメントを起こしていきたいです。」
7月8日にOISTで開催された一般公開イベント「ライフイノベーター~食と農と暮らしの未来を考えよう~」の様子は、こちらからご覧いただけます。