OIST カフェ、本拠地沖縄にて開催!
1月24日、OISTキャンパス内で沖縄初となるOISTカフェが開催されました。プログラムはOIST英語教師のケビン・ハント先生による英語を用いたアカデミックプレゼンテーション研修、OIST細胞分子シナプス機能ユニットの高木博研究員による理系キャリア講演の他、OIST博士課程説明会や交流会で構成され、集まった39名の参加者は、真剣に、時に談笑を交えながら耳を傾けていました。
OISTでは、「理工系の学生のための英語研修を兼ねたサイエンスカフェ」をコンセプトに、OISTカフェというイベントを全国で行っています。5回目の開催となる今回は、東京、大阪、札幌、福岡に続き、OISTの本拠地であるここ沖縄での開催となりました。毎回好評のケビン・ハント先生によるアカデミックプレゼンテーション研修では、英語でのプレゼンテーションの構成方法や伝えたいことを効果的に表現する方法などを講義しました。また、コミュニケーション方法について科学的な題材を交えながら、参加者同士が議論しあう実習も行われ、大いに盛り上がりました。続くキャリア講演では、高木博研究員が自身のこれまでの研究内容や豊富な経験を、スライドを用いて紹介しました。高木研究員は、生物学と理論生物物理学という複数の分野で研鑽を積み、その後も留学や研究所、大学での研究活動など、ユニークな経歴を持っています。そのような幸運な機会に恵まれた事は、人との縁に恵まれたおかげであるというコメントには、参加者の方々も真剣な表情で頷いていました。高木研究員はまた、現在の研究拠点であるOISTの魅力を、研究環境、沖縄という風土の両面から強調し、会場からも共感を集めました。
今回も、さまざまなバックグラウンドを持つ多くの方々にご参加頂いたOISTカフェ。「自身の学校で、教員向けの英語プレゼンテーション研修を行って欲しい」、高校教師であるという参加者からは熱烈なリクエストが寄せられました。また高校生の参加者からは、「人との出会いや繋がりの大切さ、沖縄の人々の温かみや恵まれた環境の素晴らしさを再確認しました」というお話もうかがうことが出来ました。今後も全国各地で行われるOISTカフェでは、たくさんの方々と科学について、そして自分の考えを伝える方法について、語り合える場が広がること、人と人との繋がり作りに貢献できることが期待されます。
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