スカイウォークの秘密
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OISTは、その外観・内装において非常に特徴的な構造を有していますが、それは単に見た目のデザインに特化しているからではありません。多くの構造は、快適性・安全性・エネルギー効率の向上、またはそれらを複合的に実現できるようになっています。一つの例を、OISTセンター棟と第2研究棟の間に架かるスカイウォーク(空中回廊)に設置された木製のベンチに見ることができます。これらのベンチは景観を楽しみ、休憩するために使われますが、実は中には驚きの秘密が隠れています。スカイウォークは時に強風による振動にさらされますが、ベンチの下に隠された制振装置が、そうした強風や地震で引き起こされる振動を抑制するのです。また、センター棟とスカイウォークの接合部には可動性が持たされており、橋の長軸方向の振動にも適応できるようになっています。OISTでは研究をはじめとして「柔軟性」を重視していますが、その建築物も例外ではありません。