社団法人沖縄県工業連合会見学会
去る4月22日(金)、(独)沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)は、社団法人沖縄県工業連合会(会長:湧川昌秀沖縄ガス株式会社会長)加盟企業380社の代表の皆様30名にご訪問いただきました。
今回のご訪問はロバート・バックマン理事の歓迎挨拶にはじまり、大学院大学設立の準備の状況の説明後、研究施設をご覧いただきました。また、その後の名刺交換会では、参加者の皆様とOIST代表研究者が面会しお互いの事業、研究を紹介しました。
生態・進化学ユニットのアレクサンダー・ミケェエブ博士は今回の交流をきっかけに、地元のビール製造会社と酵母菌を含む微生物の相互作用・生態システムに関する共同研究の可能性を探るため、今後この会社のビール工場を見学する事になりました。このほかウルフ・スコグランド博士、佐藤矩行博士、ジョナサン・ミラー博士、氷上忍博士、丸山一郎博士も自身が行っている研究について説明し、参加者からの質問に答えていました。
視察会後、同連合会の湧川会長は、「今後OISTと県内企業との交流を通して、共同研究ができるようになれば大変幸せです。今日のこのような機会を通して双方が気軽に交流ができる関係になれば大変意義深いことであり、大学院大学が沖縄の産業振興に大きく貢献できる道筋をつくることにつながるものと思っています。」と将来への期待を表明されました。
今回の視察会は今後のOISTと県内企業との協力関係を築く第一歩となったと考えます。ご参加いただきました企業の皆様どうもありがとうございました。