2025年5月24日に第7回学位記授与式が執り行われます。
沖縄科学技術大学院大学学位記授与式
沖縄科学技術大学院大学 第7回学位記授与式
プログラム
2025年5月24日(土)2:00PM-
OIST講堂
13:30 | 開場 |
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14:00 | 前奏・入場 開式の挨拶 OIST学長兼理事長 カリン・マルキデス博士 沖縄県代表挨拶 内閣府代表挨拶 祝辞 イェンス・ニールセン教授 |
14:45 | 休憩 |
14:55 | 学位記授与 OIST研究科長 トーマス・ブッシュ教授 ピーター・グルース最優秀博士論文賞発表 修了生代表答辞 後奏・退場 |
16:30 | レセプション |
祝辞

イェンス・ニールセン教授
イェンス・ニールセン教授は、チャルマース工科大学の定量的システム生物学教授であり、デンマークのバイオイノベーション研究所の最高経営責任者(CEO)を務める。世界で最も引用されている研究者の一人として、同分野において数多くの先駆的な研究を発表している。
デンマーク工科大学(DTU)で化学工学の修士号と生化学工学の博士号を取得。マサチューセッツ工科大学のフルブライト客員教授を経て、1998年にDTUの正教授に就任。2008年には、チャルマース工科大学の生物学・生物工学部の学部長に着任した。
また、ノボノルディスク財団バイオサステナビリティセンターの共同創設者であり、2013年から2018年まで最高科学責任者(CSO)を務めた。2019年には、デンマークのバイオイノベーション研究所のCEOに任命され、5億ユーロ(約810億円)規模のトランスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)の推進や、生命科学分野の新興企業支援を主導している。
これまでに150人以上の博士課程学生と110人以上の博士研究員を指導。900件以上の論文を発表し、総被引用回数は13万5000回を超える。さらに、40冊以上の書籍を共同執筆し、50件以上の特許を保有。1億ユーロ(約162億円)以上の資金調達を行った複数のバイオテクノロジー企業の創設者でもある。
ネイチャー・メンター賞、Eni賞、エリック・アンド・シーラ・サムソン総理大臣賞、ノボザイムズ賞、スウェーデン王立科学アカデミー ゴールドメダル受賞。また、米国科学アカデミー、米国工学アカデミー、米国医学アカデミー、中国工程院(中国工学アカデミー)、スウェーデン王立科学アカデミー、デンマーク科学文学アカデミー、スウェーデン王立工学アカデミー、米国微生物学会の会員であり、国際代謝工学会の創設者および初代会長も務めた。最近では、OIST国際諮問委員会の委員長としてOISTに関わる。
伝統

アカデミックローブ
アカデミックローブと呼ばれる式服は、ヨーロッパで大学が誕生した時代に遡る、千年にも及ぶ伝統のひとつです。もともとは学生や教授らが制服として着用したものでしたが、近年では大学で執り行われる式典などの正式な場でのみ見られるようになりました。
OISTのアカデミックローブは、すべて学生によるデザインで、OISTを想起させる赤、白、黒の色を取り入れた仕上がりになっています。卒業生のみが着用できるフードには、「ぐうしばな」という、竹串を使って模様を形成する手法で織られた、地元の織物「読谷村ミンサー(ゆんたんざみんさー)」が使用されています。フードには、地元に代々伝わる「縁起」の意味を持つ模様の中に、金運と招福を意味する「銭花(ジンバナ)」、長寿を意味する「風車花(カジマヤーバナ)」に加え、科学を象徴する正弦波がデザインとして織り込まれています。
フードは、読谷山花織事業協同組合が、手染めの施された綿糸を使用し、伝統を守りながら手織りで製作してくださったものです。温かなご協力に、心より御礼申し上げます。

沖縄の伝統舞踊
毎年OISTの卒業式は、OISTのコミュニティメンバーによる沖縄の伝統舞踊(琉球舞踊)と音楽のパフォーマンスで始まります。
2024年の演目は「かぎやで(かじゃでぃ)風」です。「かぎやで(かじゃでぃ)風」は祝賀会や就任式などお祝いの場の座開きに踊る代表的な演目で、最も親しまれている古典舞踊の一つです。かじゃでぃ風は飾り扇子の使用など、琉球舞踊の基本の形や技法がふんだんに盛り込まれており、人生の喜びを祝うための舞踊として知られています。
修了生

宿主イソギンチャクのゲノムおよびトランスクリプトーム解析によりクマノミとイソギンチャクの共生に対する「隠された」遺伝的多様性と応答を明らかにする

金属-配位子協働作用とフルオロアルキル基導入反応に向けた非ホスフィン配位子を有する遷移金属錯体の合成と反応



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