民主党の岡田克也幹事長がOISTを訪問
去る5月5日(木)、民主党の岡田克也幹事長を始めとする同党沖縄協議会のメンバーの国会議員と沖縄県連の皆様が視察に訪れました。岡田幹事長(沖縄協議会座長)のOIST訪問は今回が初めてです。
今回の訪問では、まず、沖縄科学技術大学院大学学長予定者のジョナサン・ドーファン博士から、大学院大学の概要が紹介されました。この中でドーファン博士は、物理学等の分野に焦点をあてて教員採用を進めた結果、これまで以上に学際的な研究体制が構築されつつあることや、世界最先端の研究設備・機器の整備が進められていることなどを説明しました。また、海洋生態物理学ユニット若手代表研究者の御手洗哲司博士から、沖縄は、サンゴ生息域の北限であり、海底熱水鉱床も有するという特徴的な海に囲まれ、海洋環境研究を行うのに最も適した場所であることが紹介されました。
その後、一行はキャンパス施設を視察しました。研究棟では、構造細胞生物学ユニット代表研究者のウルフ・スコグランド博士が、OISTが推進する学際的研究の魅力を話しました。また、マリンゲノミックスユニット代表研究者の佐藤矩行博士と沖縄県出身で研究員の新里宙也博士が、サンゴのゲノム解読など同ユニットの研究内容を紹介しました。産業振興との関係を尋ねられた佐藤博士は、同ユニットが医薬品の開発等への応用が期待される放線菌のゲノム研究も進めていることを説明しました。
今回の視察の中で、岡田幹事長からは、OISTについて、「この新しい試みは、将来の沖縄にとって重要であり、ぜひ成果を挙げていただきたい。私たちもサポートしていきたい。」とのお話がありました。
今回、岡田幹事長とともにOISTを視察されたのは、次の8名の方々です。武正公一衆議院議員(沖縄協議会座長代行)、藤本祐司参議院議員(同事務局長)、三谷光男衆議院議員、瑞慶覧長敏衆議院議員、喜納昌吉前参議院議員、新垣安弘沖縄県議会議員、上里直司沖縄県議会議員、又吉健太郎浦添市議会議員。