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Hanging drops

吊り下がる液滴

タンパク質の結晶化手法の一つにハンギングドロップ法がある。結晶はタンパク質の立体構造を決定するX線回折実験に必要となる。この手法では、タンパク質溶液の小滴をカバーガラスに置き、ガラスを裏返すことで重力の作用で吊り下がった液滴を作る。その後液滴を密閉容器に閉じ込め、時間をかけて蒸発させることで結晶が形成される。

作者:サクニクテ・トレド・パティノ

所属:タンパク質工学・進化ユニット

Chaotic flow in porous media

多孔質媒体中のカオス流

弾性乱流という無秩序で不安定な流れを「凍結」させるために、ガラス製の複雑な構造内の高分子希薄溶液の流れに対して3次元流動測定とX線トモグラフィを組み合わせて可視化した。弾性応力と不安定性の伝播を関連付けるために、流線は流れの不安定性を表すパラメーターで着色されている。

作者:ダニエル・ カールソン、カズミ・トダ・ピーターズ、サイモン・ハワード

所属:マイクロ・バイオ・ナノ流体ユニット

Microscopic plankton species

微小なプランクトン

琉球大学瀬底研究施設周辺の表層水域で、プランクトンネットを使用して採取した珪藻類、藻類、有孔虫等のさまざまな種類のプランクトン。

作者:ヴァージル・ヴァスキブスキー、マヤ・ストリート、キム・ワード、ハビエル・テヘダ、ナカモル・ジームシンクル

所属:進化・細胞・共生の生物学ユニット

Astrocytes in Sensorimotor Cortex

感覚運動皮質のアストロサイト

アストロサイトは中枢神経系に最も多く存在するグリア細胞で、神経伝達の調整や神経細胞の維持など、脳内でさまざまな役割を担っています。

作者:アレクサンドラ・ガブリロヴァ

所属:光学ニューロイメージングユニット

Parasitic plant Balanophora fungosa from Iriomote-jima

西表島の寄生植物リュウキュウツチトリモチ

光合成を行わず、宿主の樹木から必要な栄養を吸収する。樹木の根に寄生し、年に数か月の繁殖期にのみ地上に姿を現す。独自の生理生態的特性を持ち、現時点で最小(1万5千塩基対・20遺伝子)かつ最もAT含有量の多い(87.4%)色素体ゲノムの一つである。

作者:ペトラ・スヴィエットリコヴァ

所属:サイエンス・テクノロジー・グループ