カリン・マルキデス博士がOISTの学長に就任
沖縄科学技術大学院大学(OIST)理事会は、この度、カリン・マルキデス博士のOIST学長兼理事長就任を承認しました。マルキデス博士は、2023年6月1日より第三代学長としてOISTを率います。
マルキデス博士の選出報告記事については、こちらをご覧ください。
マルキデス博士はこれまで、スウェーデンのチャルマース工科大学学長兼理事長、アルメニア・アメリカン大学(カリフォルニア大学提携校)学長を歴任し、米国や欧州において科学者・教授としても活躍してきました。
マルキデス博士は就任にあたり、「設立間もないながら、優れた成果をあげているOISTのような研究機関に学長として加わることができ、嬉しく思います。OISTに引き付けられた優秀な教員や学生と共に、世界水準の先駆的な大学院大学を目指して挑戦できる機会をいただき、感謝します」と述べています。
マルキデス博士はOISTが社会に貢献する意義を重視しています。「地域社会やビジネス界が持続可能な未来を実現するために、大学が果たすべき役割はとても大きいと思います。OISTはこうした未来を目指して、次世代の科学界およびビジネス界のリーダーを育成していきます」。
また、マルキデス博士は、OISTの目的の一つである「沖縄県の自立的発展」にも積極的に取り組んでいきたいと話します。「これまでの経験から、イノベーションエコシステムの成功のためには大学、産業界、政府・自治体等の公的セクターの間の連携と信頼醸成が鍵となると考えています。沖縄のため、日本のため、そして世界の科学のために、ともに貢献をしていきたい」と熱意を語りました。
マルキデス博士の経歴は、こちらからご覧いただけます。