見事ハイスコア!

県内高校生31チームの応募の中から選ばれた21チームが競い合う、「第3回スコア!サイエンスinオキナワ:企業のための研究能力」コンテストが12月13日に開催されました。

   SCORE!は、他とはひと味違う科学イベントです。参加する高校生は、プロジェクトの科学的な内容だけではなく、プレゼンテーション力やプロジェクトを活用した事業化のアイディア等の観点からも評価されます。

   この度の参加チームは、プロジェクトの内容、発表力ともに極めてレベルが高いことからいずれも甲乙付け難く、米国総領事館や教育界、産業界からなる審査員団は優勝者を決めるのに頭を悩ませました。

   そのような中、優勝に輝いたのは、「名護高校に生息する光合成細菌に及ぼすpHと光の影響」を発表した名護高等学校のチームで、優勝賞品として米国カリフォルニアへの研修旅行が贈呈されました。

   準優勝は北部農林高等学校の「琉球伝統菓子の復元と普及を目指して」、3位は在沖米軍基地内クバサキハイスクールの「ダッパーロボ」に授与されました。

   特別賞を受賞したのは、宮古総合実業高等学校の「沖縄県宮古島の地下水保全を目指した有機質肥料バイオ・リンの研究開発」でした。

   さらに2つの賞が、名護高等学校の「めざせ!高校生の環境コンサルタント~沖縄本島西屋部川における希少なエビ、ネッタイテナガエビの分布と成長に関する研究~」と、沖縄工業高等専門学校の「月桃を利用した美容製品の開発」に贈られました。

   OISTのニール・コールダー副学長(広報担当)は、「プレゼンテーションのレベルの高さに非常に感銘を受けました。英語で発表を行ったチームもいました。大きな会場で話をするだけでも大変難しいことなのに、それを外国語で行うとは特別な称賛に値します」と感想を述べました。

   SCORE!はOIST、在沖米国総領事館、沖縄県の連携のもと開催されました。本イベントが沖縄の若い科学者にとって忘れがたい日となるよう、ご後援・ご協賛いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

(ニール・コルダー)

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