OISTにメアリー・コリンズ教授が着任

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究担当ディーンに、メアリー・コリンズ教授が着任します。

 この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)に、メアリー・コリンズ教授が研究担当ディーンとして着任することが決まりました。コリンズ教授は2016年1月に沖縄に着任し、9月から常勤の研究担当ディーンとして職務を本格的に開始します。

 コリンズ教授は、「教育と研究の両分野で新たなモデルを築き、世界一の大学を目指すOISTで働けることが楽しみで仕方ありません」と、意気込みを述べています。

 コリンズ教授は、これまで科学者として活躍するとともに、様々な学術研究機関において重要なマネジメントにも携わってきた豊富な経験を持っています。

 コリンズ教授はケンブリッジ大学で生物化学を履修した後、ロンドンの王立がん研究基金で博士課程を取得しました。さらに、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンとマサチューセッツ工科大学のホワイトヘッド研究所でポストドクトラル・フェロー(博士研究員)として分子免疫学に関する研究に従事しました。1987年には、ロンドン大学癌研究所で自身の研究チームを立ち上げました。また、1997年には、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで免疫学の教授に就任しました。2005年から2015年までは、英国の医学研究評議会医療分子ウイルスセンターでディレクターを務めました。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの感染免疫学部門を10年間率いた後、2009年から2014年まで同大学の生命科学研究科科長を務めました。そして2014年9月には、国立生物学的製剤研究所へ出向し、新たに発足された先端療法部門のトップを務めました。

 OISTの臨時学長代理を務めるアルブレヒト・ワグナー博士は、「コリンズ教授をOISTに迎え入れることができ大変嬉しく思います。同教授は研究および研究に関わる運営の面で大変優れた手腕を発揮してきました。本学の発展の次なる段階において大きな貢献をしてくれるでしょう」と、コリンズ教授の今後の活躍に期待を寄せました。

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