それぞれの脳領域における報酬待機行動に対するセロトニンの影響 内側前頭前野(mPFC)、前頭眼窩野(OFC)、側坐核(NAc)それぞれに投射するセロトニン神経(黒い矢印)を刺激したときに、不確実なタイミングでエサが出る課題(例:エサが2、6、10秒後のいずれかで出る)と、一定のタイミングでエサが出る課題(例:エサが必ず6秒後に出る)とで報酬を待つ行動にどのような影響が生じるのかを調べました。その結果、NAcのセロトニン神経を刺激したときには待機行動に特に変化は見られませんでしたが、mPFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る課題でのみ待機行動がわずかに促進されました。さらにOFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る場合には強い待機行動促進効果が見られ、一定のタイミングでエサが出る場合には弱い効果が見られました。破線の矢印の太さは、効果の強さを示しています。 内側前頭前野(mPFC)、前頭眼窩野(OFC)、側坐核(NAc)それぞれに投射するセロトニン神経(黒い矢印)を刺激したときに、不確実なタイミングでエサが出る課題(例:エサが2、6、10秒後のいずれかで出る)と、一定のタイミングでエサが出る課題(例:エサが必ず6秒後に出る)とで報酬を待つ行動にどのような影響が生じるのかを調べました。その結果、NAcのセロトニン神経を刺激したときには待機行動に特に変化は見られませんでしたが、mPFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る課題でのみ待機行動がわずかに促進されました。さらにOFCのセロトニン神経を刺激すると不確実なタイミングでエサが出る場合には強い待機行動促進効果が見られ、一定のタイミングでエサが出る場合には弱い効果が見られました。破線の矢印の太さは、効果の強さを示しています。 日付: 2020年11月24日 Copyright OIST (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University, 沖縄科学技術大学院大学). Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC BY 4.0). 全解像度画像をダウンロード タグ Research シェア: Related Images 安谷屋研究員 安谷屋研究員は沖縄に戻る前は米国で研究をしており、OISTでは顕微鏡の中で走る電子ビームの軌道シミュレーションを行っています。 クラゲの変態期 Current Biologyの表紙を飾った、クラゲの変態期の電子顕微鏡写真-右下にポリプ、上部に横分体および稚クラゲが見えます。 ボウズハゼ類のライフサイクル ドッキング・シミュレーションの概念図 ドッキング・シミュレーションの概念図。主に小分子をあるタンパク構造に結合させ、結合力を推定するために使用するシミュレーション技術です。 クンイー シーン クンイー シーン