ニコレッタ・ラニース

クラゲは、同じ動物の仲間であるサンゴやイソギンチャクのように海底に固着することなく、美しい姿で海中を漂います。その理由がゲノム研究により明らかになりました。

OISTの諸活動が沖縄県及び日本経済にどの位の経済効果を与えているかの調査が初めて実施されました。

OISTは、恩納村漁業協同組合と共同で、健康食材として人気の海藻、イトモズク（標準和名・モズク）のゲノムを初めて解明しました。本ゲノム情報は褐藻類に新たな生物学的知見をもたらすだけでなく、モズク養殖技術の向上に役立つことが期待されます。

ラベルフリーの細胞の遊走を、これまでにない解像度で解析することが可能になりました。生物学、疾病研究、創薬への幅広い応用が期待される技術です。

パーキンソン病のモデルマウスで脳の活動変化を突き止めたことにより、ヒトでの病状の原因についてヒントを得ました。

がん細胞の増殖を促進する酵素の働き方を分裂酵母で解明しました。

将来の量子テクノロジー設計のため、マイクロ波と物質の相互作用に焦点をあてた研究が行われました。

よりシンプルな構成要素への細分化により、経時変化する動的システムの詳細を研究者らが解明しました。

ペロブスカイト太陽電池が改良され、これまでになかった安定性と拡張性が実現しました。

ヤムシの系統発生学的な位置づけは、数百年にわたって科学者たちを悩ませてきましたが、OIST研究者らによってこの生物の適切な位置が正確に示されたことによって、進化上の重要な傾向が明らかになりました。

基礎研究から合成化学、ロボット工学に至るまで応用の可能性を持つ、興味深い新たなリング状構造物をOIST研究チームが開発しました。

OISTの研究により、ある重要な転写因子が免疫機能を制御するとともに、自己免疫疾患の治療やがん免疫療法の開発につながる可能性が明らかになりました。