生物複雑性ユニットのシモーネ・ピゴロッティ准教授と研究チームは現在、沖縄におけるCOVID-19の影響を予測するため、感染拡大モデルを構築しています。
2020年4月22日更新
ピゴロッティ准教授の研究結果を取り上げるウェブ記事「新型コロナウイルス感染拡大モデリング」を読む。
2020年4月19日
OISTのシモーネ・ピゴロッティ准教授と生物複雑性ユニットのその研究チームメンバーであるダビデ・キュウキュウ博士、パウラ・ヴィラマーティン博士、ディーパック・バット博士が、沖縄県におけるCOVID-19流行拡大モデルとその影響を予測する数理モデルを構築しています。
過去3週間にわたり、チームは毎日の症例数、入院率、COVID-1 9 感染の原因となるSARS-CoV-2に感染していた可能性がある那覇空港到着者数の見積もりなどの情報を収集してきました。
チームは情報を使用して流行拡大を追跡するため、世界の他の研究グループが作成・確立したモデルに基づき、2つの異なるモデルを構築しました。
「この研究の目標の1つは、沖縄の状況がどのように展開するかを理解することですが、研究における最も重要な結果は、沖縄県における政策決定への一助となるでしょう。私たちはモデルを使用し、様々なレベルの封じ込め措置を講じた場合の異なるシナリオの予測をしています。この予測により、沖縄県はより情報に基づいた決定を行うことができるのではないでしょうか。」と、ピゴロッティ准教授は語っています。
ピゴロッティ准教授はモデリングの結果を近日中に発表する予定です。