OIST学生であるセバスチャン・ラポンテさん、サンドリン・ブリエルさんをはじめとするチームメンバーは、世界保健機関(WHO)のガイドラインに沿うジェルを製造し、OIST周辺の健康関連施設に配布するプロジェクトを開始しました。
2020年5月7日更新
プロジェクトメンバーは、恩納村内各所にそれぞれ配布を行いました。
2020年5月1日更新
OIST 博士課程の学生であるセバスチャン・ラポインテさんが、沖縄県立中部病院に60L のジェルを届けました。
2020年4月22日更新
OISTの博士課程の学生である、錯体化学・触媒ユニットのセバスチャン・ラポインテさんと細胞シグナルユニットのサンドリン・ブリエルさんが率いるプロジェクトでは、OISTキャンパス、恩納村、沖縄県立中部病院でますます需要が増している、アルコールジェル供給プロジェクトを行っています。「OISTジェル」と呼ばれるこの溶液は、世界保健機関の「医療従事者向け手指衛生ガイドライン」に従ってイソプロパノールを用いて作製されました。
「石鹸と水で20秒以上手洗いすることは、アルコールジェルを使用するよりも効果的ですが、食料品の買い物など、必要な外出中にいつでも手が洗えるとは限りません。アルコールジェルは、ウイルス蔓延を減らすために有用な代替品です。」と、セバスチャンさんは説明しています。
チームは現在、少なくとも400リットルのOISTジェルの製造を目指しています。そのうち50リットルはOIST内で使用され、それ以外は地元の恩納村や沖縄県立中部病院に寄贈される予定です。4月中旬にはOISTキャンパスに原材料が届き、生産が始まりました。
「このプロジェクトには、さまざまなOISTの研究ユニットやその他の部署から25名のボランティアが参加しています。実験室における安全訓練を受けた研究者がジェルを作り、ボトル詰めをします。他のボランティアは、ラベルをデザインしたり、地元の組織と協力して、ジェルを安全かつ効果的に配布できるようにします。」と、サンドリンさんは説明しています。