柳田充弘博士が英国生物学会「名誉フェロー」の称号を受けます
-- プレスリリース --
独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構 代表研究者 柳田充弘博士が 英国生物学会「名誉フェロー」の称号を受けます |
この度、英国生物学会は、沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)G0細胞ユニット代表研究者の柳田充弘博士に名誉フェローの称号を授与すると発表しました。
英国生物学会は、学問、産業、教育、研究の分野を問わず、生物学にたずさわる者を代表し、英国及び世界の生物学研究の発展に寄与するほか、生命科学に対する一般の関心を高めることを目的としています。現在、同学会は個人・団体をあわせて8万人以上の会員を有します。
日本における同学会の名誉フェロー授与は初めてで、授賞式は来たる9月29日(水)に、英国生物学会会長のマーク・ダウンズ博士の同席のもと、駐日英国大使公邸で行われる予定です。
柳田充弘博士 東京大学理学部博士課程修了後、スイスのジュネーブ大学へ留学。その後イタリア・ナポリの研究所や、米国メリーランド州立大学での勤務などを経て、1977年に36歳の若さで京都大学教授に就任する。およそ30年にわたり真核生物の細胞周期制御機構、とりわけ染色体分配機構の解明に焦点を絞った研究をしてきた。また、同博士は蛍光色素で染色した分裂酵母の染色体など、細胞核のDNAを蛍光顕微鏡で観察できる基本技術を開発したことでも世界的に知られている。2004年4月にOISTの主任研究者に就任し、OISTにおける研究では、分裂の周期から外れて停止しているG0期にある増殖しない細胞が、いかにして生き続けるかを解明することを目指している。 |
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