OISTが、文部科学省「情報ひろば」で 科学と芸術をテーマに展示

世界最高水準の研究と創造性が生み出す "SciArt" でOISTが挑む科学と芸術の新たな形

OIST Exhibition at the MEXT Entrance

沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、2025年2月26日(水)から3月26日(水)までの1か月間にわたり、「科学と芸術の融合―SciArtの進化に迫る」をテーマにした展示を文部科学省「情報ひろば」にて開催します。本展示では、科学と芸術を結びつけたOISTの先端的な取り組み、そして地域および世界とつながる学際的な科学プロジェクトの数々を紹介します。

科学の中に潜む美―思いがけない瞬間から生まれるアート
実験や研究過程で偶然に生まれた美しい画像や映像。OISTでは、研究目的で撮影・作成されたイメージに芸術的魅力を見出した作品を集め、「サイエンスの写真展」として複数回にわたり展示を行ってきました。こうした作品は、必ずしも科学への興味や専門知識がない人々の心をも惹きつけ、時にはそこから科学への興味を持つきっかけとなります。今回の展示では、科学と芸術が交差する作品を紹介し、科学か芸術どちらか一つだけでは成しえない大きな印象を私たちの中に残す"SciArt"の魅力を来場者に届けます。

また、OISTは昨年末から今年初めにかけて、テクノロジー、ジェンダー、フェミニズムをテーマにした作品で知られるスプツニ子!氏を初代客員アーティストとして迎え、OISTの海洋気候変動ユニットが提供した海水温度のデータなどを組み込んだアート作品展を開催するなど、SciArtを積極的に実践してきました。展示ではこれらの成果を紹介し、科学と芸術がどのように交わり、創造的なイノベーションを生むのかを探ります。

グローバル・バイオコンバージェンス―未来を見据えた学際的取り組み
展示のもう一つのハイライトは、OISTが推進する「グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点」の取り組みです。このプロジェクトは令和4年に文部科学省の共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)に採択され、心、体、環境の健康を基盤に、「One World, One Health」というビジョンを掲げています。
本展示では、同拠点で進んでいる1のプロジェクトの中から、特に、環境音を活用した科学・アートプロジェクト「OIST Sonic Lab」を中心に紹介します。OIST Sonic Labでは沖縄の各地で録音された環境音(サウンドスケープ)が、人々のウェルビーイングを向上させる取り組みを行っており、アーティストと科学者がどのように協働し、新たなインスピレーションを生み出しているかを、サウンドを通じて体感いただけます。

沖縄から世界へ―地域資源と国際性の融合
OISTは沖縄の地域特性を活かしながら、先端性・学際性・国際性を活かし、持続可能な未来社会の実現を目指しています。本展示では、沖縄という独自の環境と文化を背景に展開されるOISTの取り組みを直接ご覧いただけます。この機会に、OISTが掲げるビジョンと具体的なプロジェクトをご覧いただき、今後の連携の可能性を感じていただければ幸いです。

「科学と芸術の融合―SciArtの進化に迫る」OIST展示概要

•    展示期間:2025年2月26日(水)から3月26日(水)
•    開館時間:月曜日~金曜日 10時~18時(入館は17時30分まで)※土日祝日は休館
•    会場:文部科学省 新庁舎(東館)2階 エントランス (入場無料)

OIST Exhibition at the MEXT Entrance Inside

文部科学省 情報ひろば
https://www.mext.go.jp/joho-hiroba/index.htm

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