沖縄の子どもたちのために食料品を集める活動に地元企業が協力
フードドライブは、OISTのスタッフからなる有志が、2017年から年2回、県内の小中学校の夏休みと冬休みの直前に、食料を必要としている沖縄県内のご家庭のために行っているものです。OISTのリソースセンターと共に、自宅で眠っている食品等を学内から募り、集まった食料をNPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄にお届けしています。毎回、およそ100-200kgの食料が集まります。
冬休み期間の食料支援のため、2021年11月29日から12月10日までフードドライブが開催されました。その活動が沖縄銀行まで広がり、12月8日、沖縄銀行の4支店長様がOISTを訪れ、それぞれの支店内で集めた食料を寄付してくださいました。
沖縄銀行恩納支店の山城孝支店長は、OISTのフードドライブに参加したきっかけについて、「OISTに出向している沖縄銀行の職員より、OISTでこのような活動していることを聞いて、素晴らしい取り組みだと感銘を受け、是非我々も賛同して参加したいと思いました」と答えてくださいました。
また、この取り組みを通して、「我が沖縄でもまだまだ貧困で苦しむ家庭がたくさん存在していることを知ることができました。未だに炊飯器や冷蔵庫がない家庭が存在することも知り愕然としました。今回、(恩納支店としては)二回目の参加となりますが今後も継続して取り組むことが大事だと感じました。」と述べています。
NPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄に寄付された食品は、沖縄県内の自治体の福祉課や母子家庭を支援する団体などを通じて、食品を必要としている人々に届けられます。
なお、OISTでは、学生が主体となって立ち上げたPOWER CLUBも、定期的に食品や生活必需品を募って寄付する活動を進めています。
OISTリソースセンターのマネジャー、上杉敬太さんは、「フードドライブは5年前から続けているものですが、毎回多くの寄付をOIST学内から提供して頂き本当に感謝しています。今後もこのような活動を通じて沖縄の皆様とOISTコミュニティを繋ぐ活動を続けていければと考えています。」