OIST第六期生入学式典

19の国と地域から37名の新入生を迎え入れました

  2017年9月1日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて、博士課程の第六期生の入学式典が開催されました。OISTは国際性を重んじており、19の国と地域から37名の学生が選抜された今年度は、 特にその多様性が反映されたものとなりました。式典は、ピーター・グルース学長の学生たちを歓迎するスピーチで始まりました。

  「あなた方は、私が学長になってから初めて迎え入れる学生さんたちです。 OISTは皆さんを歓迎致します。また、私自身も皆さんのような素晴らしい若い才能に会えて光栄に思います。」

OIST新入生を歓迎するピーター・グルース学長

  グルース学長はスピーチで、科学技術の未来や、今まさに世界を席巻しようとしている第四次産業革命について語りました。 「人類は、あなた方世代の創造性と知性、正義感と責任感に掛かっているのです。」と熱く語りかけ、成功のための7つの 「Cで始まる言葉―好奇心(curiosity)、創造性(creativity)、勇気(courage)、問題意識(critical mind)、プロジェクトを貫徹すること(complete project)、コミュニケーション(communication)、正しくあること(be correct)」について説明しました。

  OIST研究科長のジェフ・ウィケンズ教授も新入生を歓迎し、彼らを大学の「生命線」であると表しました。

  「あなた方は、OISTの多様性と包括性を体現する素晴らしい例です。このような特徴をもつ組織では、独創性と創造性が確実に開花します。 皆さんの出身がどこであれ、バックグラウンドが何であれ、OISTを自分たちの家と感じることができるでしょう。 今後数年間、私たちは皆さんの家族です。」とウィケンズ教授は語りかけました。

学生評議会のサンドリン・ブリエル議長による入学式典スピーチ

  在学生を代表して学生評議会のサンドリン・ブリエル議長も新入生を歓迎し、「親切であること」の大切さを語りました。ブリエル議長は、「忘れないでください。ここにいる人たち全員が、皆さんの研究を助けているのです。」と述べ、リサーチ・アドミニストレーター、学生支援スタッフ、研究科オフィススタッフにとどまらず、お弁当屋さん、警備員の方々、清掃の方々にも言及しつつ、こう付け加えました。「いつも見える場所にいるわけではないですが、彼らの協力がなければ、OISTは存在できないのです。」

  これらの歓迎挨拶の合間に、新入生からも、出身地、バックグラウンド(専攻)、趣味などを交えた自己紹介が行われました。 知性が高く、多様性に富み、熱意に溢れた新入生の皆さんは、OISTコミュニティーをさらに素晴らしいものにしてくれるでしょう。

式典での学生による自己紹介

  式典の最後は、プロの沖縄エイサーの華やかなダンスパフォーマンスで締めくくられました。新入生と式典に参加したOIST教職員・在学生の全員が、音楽と共に手拍子を送り、楽しい時を共に過ごしました。

沖縄エイサーに合わせて踊る獅子舞

OIST第六期新入生

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