夏の風物詩、エイサーを堪能:谷茶青年会の皆さまに披露して頂きました

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   盆を終え、8月も後半に入った16日、「いーやーさーさっ!はーいーやっ」の掛け声とともに、太鼓の音がOISTキャンパスに響き渡りました。弦が3本ある沖縄の弦楽器、三線(さんしん)の音にあわせて、エイサーを披露してくれたのは、OISTがキャンパスを置く恩納村谷茶区の総勢22名の青年会のメンバーの方々です。エイサーとは、沖縄に伝わる太鼓を使った伝統的な踊りで、お盆の時期になると、祖先の霊を歓迎するために踊られます。

   サージと呼ばれる赤や紫の巾を頭に巻いて、太鼓を豪快に叩き鳴らす男性メンバーと、桜の花をあしらった華やかな浴衣をまとい、軽やかな手踊りで会場に花を添える女性メンバーによるエイサーの演舞は、暑さをも吹き飛ばす迫力でした。体に心地良く響き渡る太鼓の音は、センターコートに集まった国際色豊かなOISTスタッフを魅了しました。

   会場のボルテージがクライマックスを迎えたころ、最後をしめくくったのは、観客も一緒に踊るフリースタイルダンス、「カチャーシー」でした。初めてカチャーシーを体験する者も、両手を高く上げ、歌と三線と太鼓にあわせて踊っていました。汗をびっしょりかきながら愉快に踊る姿が印象的でした。

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   谷茶区の大浜和也区長は、「今回、参加できてとてもよかったです。OISTとはソフトボール大会などを通して交流がありますが、これを機会にさらに色々な交流を深めていけたら良いと思います。今日はとてもよい演技ができました。」と感想を述べていました。

   米国出身で、発生分化シグナル研究ユニット代表研究者のメリー・アン・プライス博士は、「色とりどりの沖縄の伝統芸能を、研究室から出てすぐの場所で見ることができてとてもよかったです。 谷茶のコミュニティーがOISTの人たちと交流する、とても意義のあるイベントでした。とても楽しかったです!」と、述べていました。

   OISTまでお越しくださった谷茶青年会の皆さま、素晴らしい演技ありがとうございました。来年のパフォーマンスも、OIST一同心より楽しみにしております。

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(我喜屋 久)

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