OISTと読谷村が包括連携協定を締結
この度、沖縄科学技術大学院大学(理事長兼学長: ピーター・グルース、以下OIST)は、キャンパス近隣の読谷村(村長: 石嶺傳實)と包括連携協定を締結しました。それぞれが有する人的・物的資源および研究成果を有効に活用することで、人材の育成ならびに持続可能な地域づくりに資する取り組みを実施していきます。
12月8日にOISTで行われた締結式には、読谷村の石嶺傳實村長とOISTのピーター・グルース学長が出席しました。
本連携協定は、去る 10 月に締結された恩納村との連携協定に続くもので、OIST 周辺地域とのさらなる協力体制の強化と、インパクトの創出を目指します。OISTと読谷村は、以下の事項について連携および協力を行います。
(1)地域連携および地域活性化に関すること
(2)人的および知的交流に関すること
(3)教育および人材の育成に関すること
(4)共同での科学調査・研究および事業の実施に関すること
(5)地域の環境保全に関すること
(6)その他、本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること
当面の主な取組として、読谷村が主催するコミュニティイベントでOISTの科学教室を実施したり、村内小中学校へ出前授業を予定しています。また、読谷村が整備する情報センター(仮称)内に、OISTや科学について学べる「OISTブース(仮)」の創設を目指し、読谷村と協議をすすめて参ります。
締結式の冒頭のあいさつで、石嶺村長は次のように述べています。「子ども達においては、世界水準の研究を間近で体験することにより、多くの学びや夢を持ち、未来に羽ばたくチャレンジ精神が養われるものと考えております。また、本村をまるごと研究のフィールドとしていただき、産学官連携で双方益々の発展に期待しております」。また、グルース学長は、連携協定への意気込みについて、「沖縄の持続可能な発展に寄与するために、『イノベーションの島』の創出をめざす活動を通じ、地域社会の一員として、恩返しをしていきたいです」と述べました。
OISTは今後も県内各自治体との連携・協働を通し、地域へのインパクトの創出を目指します。