サンゴプロジェクト

サンゴプロジェクト

coral in ocean

あなたと一緒に最先端技術でサンゴを救ってきれいな海を取り戻したい!

サンゴを知り、サンゴ礁を守ろう

ゲノム情報を活用したサンゴプロジェクトを開始します

サンゴ礁は地球上で熱帯雨林と並ぶ生物多様性の最も豊かな場所です。そこには海の生物種の約30%が暮らしていると言われています。私達は2011年にサンゴ、2013年にサンゴと共生し光合成をする褐虫藻のゲノムを世界に先駆けて解読しました。ゲノムは生物を理解するために必須の遺伝情報の全てです。OIST「サンゴプロジェクト」では、ゲノム情報を活用してサンゴを知り、5年10年先を見据えたサンゴの植え付けと育成を行い、健全なサンゴ礁の保全・再生を目指します。サンゴの養殖や植え付けを行っている団体は沖縄を初め世界ですでにいくつかありますが、ゲノム情報という科学的知見を持った上で持続可能なサンゴ礁の保全に繋げる当プロジェクトは、世界で初めての試みと言えます。
また、私達は近年、海水に存在するeDNA(環境DNA)を検出することでそこに存在するサンゴを識別する方法も開発しました。これらの知見を活かし、どの場所にどのような種類のサンゴが生息し、健全なサンゴ礁が保たれているかなどを調べ、海の生物多様性の理解に貢献します。また新たに植え付けられたサンゴによる生物多様性への貢献度をゲノム科学的に調べます。
そのために、このプロジェクトに賛同する企業や個人の方から寄付金を募ります。サンゴ礁の保全や生物多様性保護への取り組みが社会へのインパクトとなります。温かなご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

お問い合わせ・ご支援のお願い

variety of coral

絶滅の危機に瀕するサンゴ礁

沖縄の海には約400 種の造礁サンゴが生息しています。「海の森」として豊かな生物多様性を育み、人間に多くの恵みをもたらしています。天然の防波堤として災害から私達を守ってくれています。
しかしサンゴの多くの種が、人間活動や気候変動の影響を受け絶滅の危機に瀕しています。これは世界的にも大きな課題であり、これまでにない規模と速度で悪化しています。このままだとサンゴ礁に住む魚の量は激減し、白く美しいビーチはなくなるでしょう。サンゴに共生し光合成にCO₂を利用している褐虫藻も減ってしまいます。
これらの要因や発生規模は様々ありますが、いずれも人間活動が大きく影響しています。サンゴを知り、美しいサンゴ礁の海を守りたい。そんな思いからこのOISTサンゴプロジェクトは始まりました。

Anemonefishes and coral

サンゴがもたらすもの

Coral and CO2

メッセージ 

一緒にサンゴ礁を守りませんか

私の所属するOISTマリンゲノミックスユニット研究室はサンゴの研究を10 年以上続け、世界で初めてサンゴ、サンゴと共生する褐虫藻、サンゴを食い荒らすオニヒトデのゲノム遺伝子配列を解読することに成功しました。そんな私にとってサンゴが死滅し続けていることは、放置できない大きな問題です。「今まで研究してきた知見を活かし、サンゴや海の保全に微力ながら役立ちたい」 ーそう思い、このプロジェクトを立ち上げました。 このプロジェクトを成功させるためには、多くの企業や個人の皆様の支援が必要です。 一緒にサンゴ礁や沖縄、そして世界の海を守りませんか。ぜひ力を貸してください。

佐藤矩行

私は気候変動や人為的撹乱などの急激な環境変化に対するサンゴ礁の順応と適応について研究しています。
サンゴ礁は生物学的な構造物としては世界最大であり、その面積は地球の0.71%に過ぎませんが、19億人に食糧を供給し、3兆ドル(USD)の経済効果を生み出しています!OISTのサンゴプロジェクトを通じて、サンゴ礁の再生が熱帯魚の生物多様性の増加にどのように貢献するか調査を続けています。
地球上のサンゴ礁を守り、回復させることが急務です。一緒に世界を変えましょう!

ティモシー・ラバシ

佐藤 矩行教授

portrait of prof. Sato

沖縄科学技術大学院大学 マリンゲノミックスユニット教授

略歴
京都大学教授を退官後、2008 年よりOISTの前身の独立行政法人 沖縄科学技術研究基盤整備機構においてマリンゲノミックスユニットを立ち上げる。2011年より現職。

受賞歴
2018瑞宝中綬章
2010米国発生生物学会国際賞 エドウィン・グラント・コンクリンメダル
2006紫綬褒章
2005アレキサンダー・コワレフスキーメダル
2004東レ科学技術賞
2004日本進化学会木村資生記念学術賞
1994井上学術賞
1993日本動物学会賞

ティモシー・ラバシ教授

Portrait of Timothy Ravasi

沖縄科学技術大学院大学 海洋気候変動ユニット 教授

略歴
カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス研究所、理化学研究所、カリフォルニア大学サンディエゴ校、キング・アブドゥッラー科学技術大学を経てOIST着任

ご支援をいただいている企業様

スペシャルパートナー

OISTと一緒に、このプロジェクトを事業として推進してくださるスペシャルパートナー企業様です。

パートナー

このプロジェクトに賛同してくださるパートナー企業様です。
(現在募集中)

SDGs

OIST サンゴプロジェクトが関係する持続可能な開発目標

お問い合わせ ・ ご支援のお願い

このプロジェクトは、個人・企業などの皆様からのご寄付によって運営されます。

個人


個人の方は年間1万円のご寄付から、「サンゴ会員」として、サンゴと海の保全に寄与することができます。
ご支援を希望される方はこちらのページから、寄付金の使途「サンゴプロジェクト」をご選択の上、ご寄付をお願いいたします。

企業


企業の皆様は、支援した研究の成果を公表することで、生物多様性の維持やサンゴ礁の保全に向けての社会的貢献を明確にアピールすることができます。パートナーとしてご支援を希望される企業様は、下記お電話・Eメールからご連絡ください。
TEL: 098-966-8976
Email: donation@oist.jp