氷上忍教授、OISTを退職 〜 50年にわたる数学と物理学の軌跡

氷上忍教授が率いる沖縄科学技術大学院大学(OIST)数理理論物理学ユニットは、数学系ユニットではOISTで初めて設置されたものの一つです。OISTの設立の年である2011年にOISTに着任され、OISTで初となる理論物理学のユニットを立ち上げました。
氷上教授は特に、ランダム行列理論の研究を通じて、数学と理論物理学による複雑な物理システムの理解を飛躍的に進展させました。教授の研究は、統計力学、場の量子論、トポロジカル物理学に貴重な洞察をもたらし、複雑なシステムにおけるランダム性をモデル化、その意味を明確にする方法を築き上げました。
氷上教授は、4月からOIST名誉教授となられます。
数字の美しさに魅せられた氷上教授の研究について、詳しくはこちらをお読みください。
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