沖縄科学技術大学院大学(OIST) 2024年度入学式
2024年9月2日、沖縄科学技術大学院大学 (OIST)は沖縄県恩納村のキャンパスにて、23の国と地域から集まった51人の新入生を迎え、入学式を開催しました。日本人12名を含む、多様な国籍の学生が2024年度の新入生としてOISTの仲間に加わりました。新入生たちは、この国際的で多様な研究環境の中で、これから5年間にわたり最先端の科学技術を追求します。
式典は、沖縄ならではのおもてなしで開幕しました。OISTのスタッフら による琉球舞踊の「四つ竹」や、OISTのある恩納村谷茶の生活を描いた有名な沖縄民謡「谷茶前」のパフォーマンスで、新入生を歓迎しました。
開式にあたり、OISTのカリン・マルキデス学長兼理事長が挨拶を述べ、新入生に対して激励の言葉を贈りました。「皆さんは、OISTの新たな旅の一員となります。信頼、インクルージョン、多様性に基づく共通のビジョンのもと、探究的な研究を進めていきます。これこそが私たち全員がOISTに集まった理由であり、皆さんを迎えられることに非常に嬉しく思います。皆さんが私たちと一緒にこの使命を果たしていくことを楽しみにしています。」
式典では、新たにOISTに加わった3名の教員についても紹介がありました。
OIST 生徒会代表を務める、グプタ・アンジャリさんは、OISTの新入生たちに次のようにエールを送りました。「OISTはまだ若い機関であり、絶えず進化し続けています。その進化には皆さんの参加が不可欠です。皆さん一人ひとりが、これまでの経験から得た多様な学問的背景と豊かなアイデアを持っています。私たちはその新しい視点を歓迎し、それがOISTの成長を支える力になることを期待しています。」
新入生の一人で、沖縄県で生まれアメリカで育った池田さらさんは、「OISTでは細胞生物学を研究したいと考えています。OISTの先進的な環境、そして多様な国の人たちが集う環境で研究ができることを楽しみにしています。沖縄にこうして戻ってこられたことはとても嬉しく、そして温かい気持ちでいっぱいです」と、沖縄とOISTでの新たな暮らしと研究に期待を述べました。