OISTとJSIP、アジアのスタートアップを支援する覚書を締結

アジアと沖縄のスタートアップエコシステムに橋を架け、新たなイノベーションの創発を目指します

OIST and JSIP sign MOU

沖縄科学技術大学院大学(OIST)とJapan Southeast Asia Innovation Platform (以下、JSIP-ジェイシップ)は、沖縄とアジアのスタートアップコミュニティの支援を目的とした覚書を締結しました。この連携により、両者は沖縄、ひいてはアジア全体のスタートアップエコシステムを強化し、イノベーションの加速を目指します。具体的には、共同セミナーの企画・運営、JSIPによるOIST発スタートアップへのメンタリング、共同ブランディング・マーケティングなど、産学連携を通じてスタートアップの成長を支援します。

JSIPは、東南アジアで新規事業に取り組む日系企業向けに、事業の立ち上がりと拡大を加速させることを目的とした「共創型」のコミュニティプラットフォームで、国内外の様々な専門家がメンバーとして参画しています。業界や業種、組織の壁を超えた連携を通じて、東南アジアにおける新規事業の成長が飛躍的に加速する土台をシンガポールを中心に構築しています。

この覚書締結により、沖縄におけるスタートアップエコシステムをさらに活性化させることが期待されており、沖縄からアジア、そして世界へとイノベーションの波を広げるための重要な一歩となります。両者は以下の事項について、協議・連携を進めていきます。

覚書の内容

  • 共同セミナーの企画・運営: アジア地域のスタートアップを対象に、最新の技術やビジネストレンドを紹介するセミナーを共催します。
  • JSIPによる無料相談: スタートアップが直面する課題について、JSIPがOIST発スタートアップへのメンタリングを提供します。
  • 共同ブランディング・マーケティング: 両者のネットワークとリソースを活用し、スタートアップのブランディングとマーケティング支援を行います。
  • その他関連事項: 産学連携により、スタートアップの成長を加速させるための施策を実施します。

コメント

OIST首席副学長(技術開発イノベーション担当)ギル・グラノットマイヤー :「今回の覚書締結は、アジア地域のスタートアップの成長とイノベーションの加速に向けた重要な一歩です。この連携は、沖縄におけるスタートアップエコシステムをさらに強化し、地域経済の発展に大きく貢献するものです。OISTは、沖縄を拠点とし、アジア全体に広がるスタートアップのエコシステムの中心となることを目指します。」

JSIPの運営メンバーを務めるCrossCapitalの中村貴樹CEO :「グローバルのトップタレントが集まる最先端学術・研究機関であるOISTとパートナーシップを結べることを大変光栄に思います。この連携は、東南アジア・沖縄双方のスタートアップエコシステムに橋を架け、新たなイノベーションを創発していくための基盤となるものであり、「日本と東南アジアを繋ぐイノベーションの社会インフラ」を目指すJSIPのビジョンを体現する取組みです。今後のコラボレーションにチーム一同ワクワクしております。」

OIST and JSIP sign MOU
(左) JSIP 運営メンバーを務める CrossCapitalの中村貴樹CEOと (右) OIST首席副学長 (技術開発イノベーション担当) のギル・グラノットマイヤー
(左) JSIP 運営メンバーを務める CrossCapitalの中村貴樹CEOと (右) OIST首席副学長 (技術開発イノベーション担当) のギル・グラノットマイヤー

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