ヤビン・チー教授が2023年MRSフェローに選出 Materials Research Society は、OISTのヤビン・チー教授が世界の材料科学界のミッション推進に多大な貢献をしたと評価しました。 このほど、OISTのエネルギー材料と表面科学ユニットを率いるヤビン・チー教授がMaterials Research Societyのフェローに選出されました。 MRSフェローは、優れた研究功績をあげ、世界の材料科学分野に多大な貢献をした優秀な会員に対して授与される称号です。新たにフェローを授与される人数は、その年に在籍するMRS会員総数の0.2%までと定められています。つまり、フェローに選出された研究者は、この分野において卓越した功績を納めたことが生涯にわたって認められる、非常に名誉のある称号です。チー教授は、表面／界面科学と高度な特性評価を応用し、金属ハロゲン化物ペロブスカイト材料と有機半導体の基礎研究をデバイス応用に関連付ける研究に多大な貢献をしたことが評価されました。 このほかにも、チー教授は2021年度花王科学賞を受賞し、クラリベイト・アナリティクスの高被引用論文著者（Highly Cited Researchers）にも選出されています。 チー教授の研究ユニットによる研究成果は、こちらからご覧いただけます。 https://groups.oist.jp/ja/emssu 日付: 2023年3月23日 カテゴリー: 研究関連記事 作者 大久保 知美 専門分野 工学・応用科学 広報・取材に関するお問い合わせ報道関係者専用問い合わせフォーム シェア： 関連記事 チー教授が2021年度の花王科学賞を受賞 OISTエネルギー材料と表面科学ユニットのヤビン・チー教授が表面の科学の化学・物理学分野で花王科学賞を受賞しました。 高被引用論文著者リストにOISTの研究者が連続選出 ペロブスカイト太陽電池技術の実用化に向けた研究に高い注目 ペロブスカイト太陽電池の未来がさらに明るく ペロブスカイト太陽電池の効率を向上させるには、主要材料の粉末を新たな方法で合成することが鍵となると研究チームは考えています。 ペロブスカイト太陽電池が商業化に向けて飛躍 OIST研究チームによるペロブスカイト太陽電池が、持続可能な未来への大きな可能性を示しています。 輝きを放つ時：塩素が次世代太陽電池に果たす役割を原子レベルで解明 太陽光発電技術の研究者たちが長年抱いてきた塩素の役割と存在の有無に関する謎が、最先端のイメージング技術で解明されました。
