研究活動における不正行為について

この度、本学における科学研究論文に関する不正行為の疑惑があり、調査を経て不正行為の事実を認定し、理事会及び内閣府に報告を行いました。

この度、本学における科学研究論文に関する不正行為の疑惑があり、調査を経て不正行為の事実を認定し、理事会及び内閣府に報告を行いました。

このような行為の事実があったことは大変遺憾であり、真摯に受け止めています。教職員・学生の不祥事や不適切な行為に対して毅然とした態度で対応するとともに、再発防止に努めてまいります。

2019年5月に発表された1本の研究論文において、いくつかの数値が出所を適切に認めずに使用されていたり、画像が別の細胞株から来ているのに一つの細胞株から来ていると誤って記載されるなど、科学的に矛盾があったことが判明しました。本学において、このようなことはいかなる理由であっても許されるべきではなく、研究責任者に対し、半年間の停職処分措置を取りました。同時に、同論文の取り下げを勧告しました。

本学はこれまでも研究倫理を重視しており、研修を継続的に行っておりますが、再発防止策として、研究倫理に対する教職員・学生の意識向上をさらに図るため、研究者研修を強化するとともに、研究科ではプロフェッショナル・ディベロップメントコースにおいて研究倫理をさらに重視します。また、2019年に策定された研究データのアーカイブに関するポリシーをさらに強化し、潜在的研究不正行為の報告に対する意識強化を行います。

本学の研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインと研究公正に関する取組はこちらからご覧いただけます: https://www.oist.jp/ja/research-integrity.

調査に関する報告書は、こちらに掲載されています: https://groups.oist.jp/ja/system/files/2021-01-27_research-misconduct_ja.pdf.

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