2022年 OIST 総集編
2022年も終わりに近づき、新しい年へと変わろうとしています。コロナ禍により長らく疎遠になっていた物理的な人と人との出会いやつながりが再開され、世界中から様々な人が集まるOISTキャンパスにも、かつての賑わいが戻りつつあります。
2022年は、想像もしていなかった社会情勢に翻弄され、経済活動においても大きな変化に影響を受けた1年でした。不安な出来事が少なくない1年でしたが、OISTで働く研究者・スタッフたちは、より良い世界を思い描きながら、革新的でインパクトのある研究を発表したり活動を続けました。ここでは、今年1年のOISTとその教職員・学生たちによる研究成果や様々な活動を振り返り、ダイジェストでご紹介します。
2022 年に最も読まれた研究論文トップ 5
チンアナゴの研究から、アルツハイマー病に関する研究まで、今年もあらゆる分野で多くの成果が生まれました。ここでは、本年発表された日本語の研究リリースの中で閲覧数が最も多かったものをご紹介します。英語での注目の研究リリースは、このページの英語版をご覧ください。
- イカの養殖システムの開発に成功
- 腸内細菌やゲノムなどの網羅的解析を AIとロボットで自動化するプロジェクトを開始
- 飛ぶ”遺伝子が抑うつ、恐怖、不安に密接に関係
- アルツハイマー病におけるタウ・タンパク質の役割を解明
- 流れに逆らうチンアナゴ、そのユニークな摂食方法が明らかに
2022年のOISTer 5人
1年を通してOISTerたちは様々な分野で活躍しました。ここではその中でも、特に注目を集めたOISTer 5名を紹介します。ノーベル賞を受賞したスバンテ・ペーボ教授は、世界中で多くの注目を集めました。
- OISTのスバンテ・ペーボ教授がノーベル賞を受賞
- ピーター・グルース学長兼理事長が、日本学士院客員に選定
- OISTの研究者、マティン・ミリェガネ博士がOISTへ遺贈寄付を約束
- ヤビン・チー教授が2021年度の花王科学賞を受賞
- オティス・ブラナーさん 海洋科学のアウトリーチ活動
ぜひ読んでほしいメディア掲載 5本
本年も、様々な分野の媒体でOISTの研究が大きく報道されました。ここでは、数多くの報道の中から、特にウェブ上で見ることができるもので、スタッフのおすすめを5つご紹介します。英語での注目の報道は、このページの英語版をご覧ください。
- NHK「不可能と言われたイカの養殖に光が差す!?」
- 日本経済新聞「沖縄に世界の頭脳集結 OIST、非常勤教授がノーベル賞」
- 朝日新聞GLOBE「ミツバチ研究のOIST大学院生、長谷川のんのさん「『女性だから』で取り上げないで」
- 琉球新報「病に強い真珠養殖へ アコヤガイ改良に期待 OISTなどがゲノム解読新手法」
- HUB沖縄「モズクの雌雄判別で品種改良可能に 収量増に期待 OISTら研究」
記憶に残った5つのイベント
新型コロナ感染症対策を講じながらも、OISTキャンパスにはかつての賑わいが戻ってきました。ここでは、今年特に記憶に残ったOISTでのイベントや出来事を5つ紹介します。
- 10周年記念式典 OISTの歩みを紹介 ― 10周年記念式典開催
- 科学を学ぶ楽しさを肌で体験―OISTサイエンスフェスタ2022開催
- 恩納村の夏の恒例イベント「こどもかがくきょうしつ2022」 開催
- 博士課程学生10期生と11期生を歓迎 OIST入学式
- 岸田首相がOISTを訪問
2022年注目の動き トップ5
10周年を迎えたOISTでは、さらにダイナミックで革新的な取り組みが始まりました。ここでは本年OISTにとって特別なものとなった5つの取り組みをご紹介します。