琉球大学工学部のみなさんがOISTを訪問されました
OISTはこれまで様々な機会を通して琉球大学と交流を深めてきました。去る6月23日、両機関の連携関係をさらに強化しようと、琉球大学工学部の教員の方々を含む、計36名の方々がOISTのキャンパスを訪れました。
銅谷賢治博士からサイバー・ローデントの説明を聞く琉球大学工学部のみなさん
施設見学では、銅谷賢治博士率いる神経計算ユニットを訪れ、同ユニットが開発を進めている小型ロボット「サイバー・ローデント」の研究について説明を受けられました。人工知能の研究を通して人間の脳のメカニズムを解明していくという銅谷博士の説明に、工学部のみなさんは大変興味をもたれた様子で、多くの質疑応答が行われていました。
御挨拶をされる高良富夫学部長
施設見学を終えた工学部のみなさんは、大学院大学初代学長予定者のジョナサン・ドーファン博士から、OISTの設立目的や開学に向けた進捗状況等について紹介を受け、その後、琉球大学の高良富夫学部長から御挨拶がありました。今回の交流訪問が行われたことについて高良学部長は、「OISTと琉球大学工学部は同様の分野で研究を進めている仲なのでこれからも良い関係を築いていきたい。」と述べておられました。
意見交換する琉球大学工学部のみなさんとOIST研究者
その後行われた研究内容を紹介するセミナーでは、ジョナサン・ミラー博士(物理生物学ユニット代表研究者)、ウルフ・スコグランド博士(構造細胞生物学ユニット代表研究者)、エリック・デ・シュッター博士(計算脳科学ユニット代表研究者)、そしてアルフ・ワックスマン博士(ハイ・パフォーマンス・コンピューティングファシリティ・マネージャー)によって、それぞれの活動が紹介されました。この中では研究者同士が意見交換する時間も設けられ、今後の研究の連携の可能性について話し合われるなど、大変有意義な交流となりました。
(我喜屋 久)