OIST、JAISTと学術協力に関する基本協定を締結
この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と、石川県能美市にある北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は、学術協力に関する基本協定を締結いたしました。本協定締結を記念するシンポジウムが7月15日(土)、石川県で開催され、両機関の関係者や、岡田直樹 内閣府特命担当大臣(沖縄担当)、馳浩石川県知事らが出席しました。
本連携協定を通して、OISTとJAISTは、それぞれの研究分野の優位性を生かし、研究分野間の相互刺激や融合を促進することで、共同で優れた研究成果の創出を目指します。そしてこれらの研究成果を基盤に、イノベーションを加速し、社会課題の解決に取り組んでまいります。
JAIST学長の寺野稔氏は締結式にて、「これまで国内外の様々な研究機関との連携をしてきましたが、その中でもOISTとの連携はとても重要なものになると期待しています。世界トップの研究を進めるということにおいて、OISTは我々が目標とする大学のひとつです。沖縄と石川の発展、そして日本、世界の科学の発展に貢献していきたいです」と述べました。
OIST学長兼理事長のカリン・マルキデスは、次のように期待を述べました。「6月にOIST学長に就任して以来、私にとって初の連携協定締結となりました。大学間の連携は今後さらに重要になってきます。JAISTとは、学術領域が活発に交差する環境を整えていきたいと思っています。」
岡田直樹 内閣府特命担当大臣は、「石川県は、加賀藩の時代から、高いものづくりの技術を誇っています。そうした文化の下、JAISTでは科学技術の研究開発で高い成果を上げながら、地域貢献にも取り組み、スタートアップ企業と大学のマッチングプログラムも大変影響力のあるものになりました。両機関がお互いに学び、磨き合う、そういった流れが生まれることを期待しています」と述べました。
JAISTとOISTは本協定を皮切りに、研究者の交流、研究施設等の相互利用、共同会議やシンポジウムにおける協力、技術移転・起業家育成に関する協力等を推進していきます。