ザトウクジラがOISTにやってきた

OISTの新しい住人をご紹介します。等身大のザトウクジラです!6月28日、80名の子供たちがOISTを訪れ、沖縄出身のアーティストpokke104さんと一緒にザトウクジラの壁画を描きました。

  OISTの新しい住人をご紹介します。等身大のザトウクジラです!去る6月28日(土)、80名の子供たちがOISTを訪れ、沖縄出身のアーティストpokke104さんと一緒にザトウクジラの壁画を描きました。約14メートルの壁画は、本物のザトウクジラと同じ大きさで、OISTカフェテリアの外に展示されています。

  イベントに参加した児童の保護者の方々がボランティアとしてサポートに入り、pokke104さんとOISTチャイルド・ディベロップメント・センター(CDC)職員の指導の下、子供たちは1時間半かけて絵を描きあげていきました。作業は、まず子供たちがグループに分かれてクジラの各パーツを担当し、手形や海の生き物の切り抜きで飾っていきました。「子供たちが絵を描いているとき、集中しているのが表情でわかりますよね」と、イベントを企画したOIST地域連携セクションの池田有砂さんは話した上で、「みんな本当に夢中になって描いていました。しかも、ザトウクジラについて物知りになったんです!」と、本イベントがクジラについて学ぶ小さな教室となったことを喜んでいました。作業終了後、子供たちは、エリック・エドシンガー研究員から、自身の研究対象であるタコやイカとクジラの関係について話を聞きました。

  クジラの全パーツが仕上がると、一つに貼り合わせて、等身大のクジラが出来あがりました。「最初はこのクジラ・プロジェクトの全体像を、よく把握していなかったと思います。本当にたくさんのパーツに分かれていましたから」とジュリア・ナブホズCDC園長は述べた上で、「でも、完成したクジラの絵をみたら、本当に素敵で感動しました!」と子どもたちと一緒に喜びを噛みしめていました。

 今回のイベントはOISTが地元の皆さんと交流を深める大変良い機会となりました。池田さんは「子どもから大人まで誰もが楽しんでいる様子が伺えて嬉しかったです。子どもさんたちにとっては沢山のお友達ができた一日でもあったようです」と振り返っていました。

  (ポンツィー・ラッシュ)

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