シナプス伝達 左図:神経シナプス静止状態。シナプス小胞内には神経伝達物質と呼ばれる化学物質が貯えられており、放出する準備が整っている。 右図:電気信号がひとつの神経細胞の末端に達すると、それが引き金となり、送り手側の神経細胞(シナプス前細胞)にあるシナプス小胞と神経末端の形質膜が融合し、受け手側の神経細胞(シナプス後細胞)とのすきまであるシナプスの間隙(かんげき)に、小胞体内の神経伝達物質が「放出」される。放出された神経伝達物質は、シナプス後細胞にある受容体を活性化し、それにより、シナプス後細胞内で電気信号が誘発されることによって情報の受け渡しが行われる。空になったシナプス小胞は、シナプス前細胞末端膜に再び取り込まれ、再び、伝達物質を充填して再利用される。シナプス前末端細胞内では、多種類のタンパク質が伝達物質の放出と小胞の再利用に関わる複雑なプロセスをコントロールしている。シナプス小胞体の回収と再利用はシナプスの機能の維持にとって大変重要で、これがなければシナプス小胞の伝達物質は枯渇して、機能しなくなる。 左図:神経シナプス静止状態。シナプス小胞内には神経伝達物質と呼ばれる化学物質が貯えられており、放出する準備が整っている。 右図:電気信号がひとつの神経細胞の末端に達すると、それが引き金となり、送り手側の神経細胞(シナプス前細胞)にあるシナプス小胞と神経末端の形質膜が融合し、受け手側の神経細胞(シナプス後細胞)とのすきまであるシナプスの間隙(かんげき)に、小胞体内の神経伝達物質が「放出」される。放出された神経伝達物質は、シナプス後細胞にある受容体を活性化し、それにより、シナプス後細胞内で電気信号が誘発されることによって情報の受け渡しが行われる。空になったシナプス小胞は、シナプス前細胞末端膜に再び取り込まれ、再び、伝達物質を充填して再利用される。シナプス前末端細胞内では、多種類のタンパク質が伝達物質の放出と小胞の再利用に関わる複雑なプロセスをコントロールしている。シナプス小胞体の回収と再利用はシナプスの機能の維持にとって大変重要で、これがなければシナプス小胞の伝達物質は枯渇して、機能しなくなる。 日付: 2016年3月10日 Copyright OIST (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University, 沖縄科学技術大学院大学). Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC BY 4.0). 全解像度画像をダウンロード タグ Research シェア: Related Images 安谷屋研究員 安谷屋研究員は沖縄に戻る前は米国で研究をしており、OISTでは顕微鏡の中で走る電子ビームの軌道シミュレーションを行っています。 クラゲの変態期 Current Biologyの表紙を飾った、クラゲの変態期の電子顕微鏡写真-右下にポリプ、上部に横分体および稚クラゲが見えます。 ボウズハゼ類のライフサイクル ドッキング・シミュレーションの概念図 ドッキング・シミュレーションの概念図。主に小分子をあるタンパク構造に結合させ、結合力を推定するために使用するシミュレーション技術です。 クンイー シーン クンイー シーン