環境とエネルギーを考える:山田中学校をチー博士が訪問しました

  子どもたちに科学の面白さを知ってもらい、OISTについて理解を深めてもらおうと、OISTは様々なイベントや、出前授業を行っています。12月8日、 OISTの「エネルギー材料と表面科学ユニット」を率いるヤビン・チー准教授は、恩納村立山田中学校を訪れ、講演を行いました。会場となった体育館には、中学1年生と2年生の合計46名の生徒が集まりました。

環境とエネルギーの問題や解決策について話すチー博士

  自身の出身地である中国の高邮(こうゆう)についての事や、これまでの経歴について冒頭で紹介したチー博士は、その後「みんなに関わる環境とエネルギーの話」をテーマに、地球温暖化現象や、持続可能なエネルギー開発について説明し、地球における様々な環境問題に対して、今すぐにでも対応していかなければならないと訴えました。そこで、二酸化炭素を排出しない新しいエネルギー源である、「ソーラー電池」の研究を進めることで、これらの問題を解決できるのではと話しました。

  チー博士は、新素材や新技術を駆使し、より安く、より効率の良い太陽電池を作り出す開発研究に携わっていることを説明しました。 多くのクリーンなエネルギーが太陽電池でまかなわれることで、沖縄の、そして世界の環境問題を解決することができるのではと生徒たちに訴えかけました。

  チー博士は最後に、この講義を聴いて、未来の地球のためにこれから研究の道に進む生徒たちが1人でも多く出てくること願っていると締めくくりました。

 太陽電池の値段について質問する生徒

 チー博士の講演に聞き入る生徒の皆さん

 

文:我喜屋 久

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