海の環境DNAを利用した研究の最前線
3月5日のサンゴの日に合わせて行われた研究発表イベントの様子をポッドキャストでお届けします 。
本エピソードでは、「健康な環境」に深くかかわる、サンゴの研究に携わる佐藤矩行教授と、海洋科学の観点から気候変動問題に取り組むティモシー・ラバシ教授の2人が行った、海水の環境DNAを利用したそれぞれの研究発表の様子をレポートします。また、佐藤矩行教授が発起人となって始まった、OISTサンゴプロジェクトについて、佐藤士文アドバンスメントオフィサーが紹介します。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、2023年から、科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」のプロジェクトとして、「グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点」を設立しました。
OISTのグローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点は、人類と自然界は密接につながっており、そのことによって私たちのウェルビーイングがもたらされるという「ワンワールド・ワンヘルス(One World-One Health)」の概念を実現することをビジョンに掲げています。OISTの特色である国際的かつ学際的な環境を基盤とした同拠点では、「健康な心、健康な体、健康な環境」の3分野を対象とした研究開発を科学者やイノベーションの専門家を結集して共同で研究開発を行います。
- OIST COI-NEXT グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点のウェブサイト: https://bioconvergence.jp/
- 佐藤矩行教授の率いるマリンゲノミックスユニットのウェブサイト: https://www.oist.jp/ja/research/research-units/mgu
- ティモシー・ラバシ教授の率いる海洋気候変動ユニットのウェブサイト: https://www.oist.jp/ja/research/research-units/macc
- OISTサンゴプロジェクトについて: OISTサンゴプロジェクト、一年目の取り組み
- 環境DNAに関する研究:
- 海の健康診断-環境DNA解析技術によって進化する生物多様性の調査
- サンゴ調査に革命を:水中ドローンで准深海の環境DNA解析が可能に
- 速く安価にサンゴ礁をモニタリングする強力な新技術