加藤 重治
プロフィール
加藤重治氏は、研究機関の事務部門の統括管理の豊富な経験を有しています。日本の主導的な自然科学の総合研究機関である理化学研究所(理研)の理事を6年間務める間、組織の全体最適のための新たな資源配分方策の策定等、戦略的経営の実現に貢献しました。 また、理研の施設整備・管理機能の強化のための組織改革を牽引するとともに、事務部門の総合改革計画を策定しました。 この他にも理研の新型コロナウイルス対策を牽引し、これらの実績を上げる中で、事務部門の様々な層の職員・研究者とのコミュニケーションを重視してきました。
理研勤務以前は、行政官として、科学技術・イノベーション政策、高等教育、国際協力、原子力安全規制等の分野で活躍しました。具体的な業績としては、第三期科学技術基本計画の策定、1999年版科学技術白書の執筆、日本・中国間の大学間の協働教育プログラムの立上げ、持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議の日本開催等です。
経歴
1980年 4月
科学技術庁入庁
1991年 4月
OECD日本政府代表部一等書記官
1994年 5月
科学技術庁放射線医学総合研究所企画課長
1995年 1月
科学技術庁原子力局核燃料課バックエンド推進室長
1995年 8月
国務大臣科学技術庁長官秘書官
1996年 11月
科学技術庁長官官房秘書課企画調査官
1998年 6月
科学技術庁科学技術政策局調査課長
1999年 7月
文部省教育助成局海外子女教育課長
2000年 6月
科学技術庁原子力安全局核燃料規制課長
2001年 1月
経済産業省原子力安全・保安院核燃料サイクル規制課長
2002年 8月
理化学研究所フロンティア研究推進室長
2003年 7月
理化学研究所企画部長
2004年 8月
文部科学省科学技術政策局原子力安全課長
2005年 7月
内閣府政策統括官(科学技術政策担当)付参事官(総括担当)
2007年 7月
経済産業省原子力安全・保安院審議官(実用発電炉担当)
2009年 7月
文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)
2011年 10月
内閣府大臣官房審議官(原子力安全委員会担当)
2012年 5月
文部科学省国際統括官
2014年 11月
理化学研究所理事長特別補佐
2015年 4月
国立研究開発法人理化学研究所理事
2017年 4月
文部科学省科学技術・学術政策研究所所長(2017年12月退職)
2018年 4月
国立研究開発法人理化学研究所理事(2022年3月任期満了)