産学連携を進化させる新ブランド「OIST Innovation」を発表
この度、沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、OISTの産学連携に関する様々な活動を包括する新たなブランド「OIST Innovation」を発表しました。新しいブランド・アイデンティティのもと、OISTはイノベーションの育成、および世界にインパクトをもたらす技術発展を促す活動をダイナミックに展開していきます。
OIST Innovationは、OISTの教職員・学生および世界中のパートナーが期待する技術移転や、起業のためのサービスを引き続き提供し、イノベーターを成功に導くためのきめ細かなサポートをしていきます。
OIST Innovationの歩みは、2014年にさかのぼります。当時、特許取得の業務を担う部署と、企業が後援する研究事業を支援する部署が統合され、「沖縄の持続可能な開発オフィス」が設立されました。その後、同オフィスは「技術開発イノベーションセンター」へと改称し、技術マーケティング、実証実験への資金提供、起業家育成、スタートアップ企業のインキュベーションなど、技術移転を目的とする取り組みを次々に立ち上げました。そして今回、スタートアップ支援プログラム「イノベーションスクエア(I2)」といった様々な活動は、1つのブランド・アイデンティティー「OIST Innovation」の下に統合され、OISTのイノベーションへの取り組みを新たなフェーズへと進化させていきます。
OIST Innovationのロゴは、OISTが育む最先端の研究と起業家精神を体現しており、首席副学長のギル・グラノットマイヤー氏は、次のように述べています。「OIST Innovationのコンセプトは、世界水準の研究機関としてのOISTの強み、イノベーション拠点としての沖縄の可能性、そして様々な課題に立ち向かうために繋がり結集する、という理念の下生まれました。OIST Innovationは、起業家やオープンイノベーションの支援を通じて、社会課題を経済成長の原動力に変えることを目指しており、同じ未来を見据えた政府の戦略に貢献できることを嬉しく思います。」
OIST Innovationの要素
OIST Innovationのロゴは、OISTの理念・規範である「つながり」「交差」「一体感」を表しており、「o」のシンボルは沖縄でよく見られる、サンタンカの花に着想を得てデザインされました。
OIST Innovationは、アジア最高のブランドを確立するための、産学連携・技術移転における様々な成長戦略を掲げています。近年の取り組みとしては、人と地球の健康を促進する研究開発に焦点を当てた拠点「グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点」の設立が挙げられます。同拠点は、文部科学省および科学技術振興機構から、OIST設立以降最大となる10年間の大型助成金を獲得しました。
OIST Innovationは、技術移転と起業家活動の促進における重厚な支援を引き続き提供していきます。詳しくはホームページ(https://www.oist.jp/ja/innovation)、またはinnovation@oist.jpにてお問い合わせください。