琥珀の中のシロアリのカップル このシロアリ(E. affinis)のカップルは、約4000万年前に木の樹脂の中に巻き込まれ、バルト琥珀化石として今日まで保存されている。 日付: 2024年3月6日 出典: アレシュ・ブチェック博士(OIST/チェコ科学アカデミー) 写真提供:アレシュ・ブチェック博士(OIST/チェコ科学アカデミー) 全解像度画像をダウンロード シェア: Related Images タイアロ環礁の位置 調査チームは、飛行機を乗り継いでファカラバ空港まで移動し、そこから船に乗り換えてタイアロ環礁に向かった。ファカラバとタイアロは、共に世界最大の環礁群を持つツアモツ諸島の一部である。 求愛行動から化石になるまで(イメージ図) 樹脂が木をゆっくりと流れ落ち、シロアリはその粘着性のある樹脂に閉じ込められて、やがて琥珀になるのかもしれない。 マルセラ・エレラ・サリアス博士 試料を民家に運んで保管する前にキャンプの“分子生物学実験室”で作業をするマルセラ・エレラ・サリアス博士。 画像提供: Pascal Kobeh 永遠のカップル このシロアリの化石のクローズアップ写真を見ると、琥珀に包まれた2匹の個体が横並びになっていることが分かる。大きい方がメス(左)で、小さい方のオス(右)に触れたままになっている。 タンデム歩行 現在のシロアリは、求愛行動中、他個体の真後ろを一直線に並んで歩く。タンデム歩行の間、片方が口器と触覚でもう一方に接触し続け、新しい巣を探す際に一緒にいられるようにする。