2022年 海上保安庁 感謝状贈呈式

OIST receives commendation from Commandant of Japan Coast Guard

一條本部長、OISTへのお言葉をありがとうございました。

このたびは、海上保安庁ならびに石井長官より、OISTに栄誉ある感謝状を授与していただきましたことに感謝申し上げます。

この感謝状は、2012年以来、OISTの御手洗哲司准教授が第十一管区海上保安本部と共同で行ってきた海洋・海象調査に関する活動を評価いただいたものです。 

そして今年は、一條本部長がおっしゃったように、両者の協力関係の10周年を祝う年でもあります。

業務協力の詳細については、後ほど御手洗准教授から詳しく説明しますが、

公共・地域福祉の実現に向けて、このように研究の精度向上・高度化が進んでいることを大変嬉しく思っております。

島国である日本とその国民は、常に周囲の海、気象システム、そしてそれが支える海洋生態系と密接な関わりを持ち、国家安全保障や経済発展と海洋資源の保全のバランスを保つため、何世紀にも渡り努力してきました。

しかし、近年、人間の活動や環境破壊に起因する海洋問題が増加しています。

特に沖縄県は、海や海洋生態系の豊かさと多様性に大きく依存して経済や生活様式を形成しているため、この問題は深刻です。

地球の表面の70%は海で覆われていますが、その海に関する研究はまだ始まったばかりです。

OISTでは、海洋科学の発展のために世界トップクラスの研究・教育環境を提供しています。

OISTの海洋科学研究施設には第一線の研究者が集まり、気候変動、海洋生態物理、海洋生物の進化史の研究などの幅広いテーマについて、国、県、地域の公的・民間研究機関と共同研究を行っています。

地域社会のメンバーとして、OISTは沖縄を代表して本年度の感謝状を拝受したことを光栄に思います。

今後も、沖縄の地域社会の強化に寄与し、信頼関係をさらに深める取り組みを進めてまいります。

第十一管区海上保安本部の皆様、創立50周年おめでとうございます。
今後も実りある協力関係が末永く続くことを期待しております。
 

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