天皇皇后両陛下がOISTを御訪問
11月19日、天皇皇后両陛下が沖縄科学技術大学院大学(OIST)を御訪問されました。OISTのジョナサン・ドーファン学長は両陛下の御到着を歓迎した後、開学して間もない同大学院大学の概要および今後の目標や抱負について両陛下に御説明しました。ドーファン学長は奉迎の御挨拶で、「この度の天皇皇后両陛下の御訪問は、職員一同にとって大きな励みとなり、また本学が沖縄にある意義を国内外で裏付けるものとして、我々の記憶に長く留まることと存じます。」と語りました。
両陛下はキャンパス内を御視察された後、勉学及び研究のために18の国と地域から集まった34名のOIST第一期生と御交流の場を持たれ、リラックスした雰囲気の中、様々な学術分野のバックグランドを有する学生らと懇談されました。中国出身のアブドゥクュム・ニルファーさんは、「天皇皇后両陛下にお会い出来て大変光栄です。これほどの方々に、自分の将来の夢について語らせていただく機会をいただけるとは想像もつきませんでした。」と感激した面持ちで語りました。
OIST施設内の御視察中、両陛下は銅谷賢治教授と佐藤矩行教授の研究室へもお立ち寄りになられ、神経科学の研究や、将来の沖縄の豊かな自然環境に重要な影響を与えうるサンゴおよびその他の海洋生物のゲノム研究に関する説明に耳を傾けられていました。
天皇皇后両陛下の行幸啓には各行政機関から複数の方々が同行され、沖縄県の仲井眞弘多知事、沖縄県議会の喜納昌治議長、恩納村の志喜屋文康村長、恩納村議会の山城郁夫議長もOISTを訪問されました。
両陛下は御昼食をとられた後、御出発の前には、OISTの教員や役員たちともお会いになられました。
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